いわて盛岡ボールパーク(きたぎんボールパーク)は、岩手県盛岡南公園内に2023年開業した約2万人収容の野球場です。
公園内にはJリーグ「岩手グルージャ盛岡」のホームいわぎんスタジアム(盛岡南公園球技場)があります。
この球場は老朽化した岩手県営野球場に変わって作られたもので高校野球選手権岩手大会をはじめ、硬式・軟式問わず多くのアマチュア野球公式戦が開催されています。
3塁側室内練習場前には展示ギャラリーがあり岩手県立大船渡高等学校出身の佐々木朗希選手、きたぎんボールパーク公式アンバサダーの上原浩治さん、スタジアムの監修役を務めた堀内恒夫さんなど、多数のサインボールが展示されています。
プロ野球公式戦も2023年は5月に楽天イーグルス、6月に読売ジャイアンツ、2024年も5月に楽天イーグルス(雨天中止)の主催ゲームが組まれています。
いわて盛岡ボールパークの基本情報
所在地:岩手県盛岡市永井7地割16番地2
収容人数:20,000人
(内野12,000席・外野芝生8,000人)
グランド : 両翼100m、センター122m
内野・外野…人工芝
照明設備 : 6基
オープン:2023年4月1日
アクセス情報
最寄り駅はJR東北本線盛岡駅から仙台方面に2駅の「岩手飯岡駅」で駅西口から球場までは徒歩約15分となります。
いわて盛岡ボールパークのオープンに合わせて駅舎が新設されています。
普段は乗降客1日2,000人前後の駅で、イベント開催日は混雑します。
路線バスを使ってのアクセスは北口バスターミナルから岩手交通バスで「中永井」バス停下車徒歩約10分で盛岡駅からの所要時間は約40分かかります。
プロ野球やJリーグが開催される日は、JR東北線盛岡駅西口から臨時直通バスが運行されます。
臨時直通バスは渋滞がなければ盛岡駅からの所要時間は約25分です。
駐車場情報
駐車場は公園敷地内に合わせて1260台分あります。
プロ野球開催時などは事前に前売り販売されます。
座席情報
きたぎんボールパークは一層のスタンドで内野12,000席、外野芝生8,000人の収容人数20,000人とされていますが、現在は芝生席を埋め尽くすようなチケット販売は行っていない為、実際はもう少し少ない収容人数になると思われます。
2023年5月16日に開催された当球場初のプロ野球公式戦「楽天vsソフトバンク」の観衆は16,070人でした。
各座席は岩手県の伝統色「南部紫」などをイメージした紫色をベースに所々にブルー色の座席があります。
バックネット裏
バックネット裏エリアのCブロックは30列あり9列目前に横に移動できる通路があります。
また中央の中段に車いす席エリアがあります。
座席には背もたれが付いています。
バックネット裏Cブロック9列目の111~118番と38~51番のみ限定で肘おきがついた座席となります。
内野席
内野席は1塁側がRブロック、3塁側がLブロックと表示されていて最大31列あり
9列目前に横に移動できる通路があります。
ダグアウト上あたりの1塁側R1ブロック、3塁側L1ブロックは背もたれはありませんが腰がもたれる程度の座席になります。
1塁ベース後方から外野寄りのR2-1・R2-2ブロック、3塁ベース後方から外野寄りのL2-1・L2-2ブロックはセパレートタイプの座席になります。
フィールドシート
グラウンドにせり出す形で1塁ベース後方FRブロック、3塁ベース後方FLブロックがありホームベース寄りはグラウンドと同じ目線で観戦出来るようかなり低い位置にあり、外野寄りまで段差があります。
また安全が重視されていて頭上にもネットが貼られています。
外野席
外野席はすべて芝生で見た目上に傾斜があります。
屋根について
きたぎんボールパークの屋根に覆われるエリアは最上段から5列程度で、バックネット裏から両サイドのベンチぐらいまでに架かっています。
展示ギャラリー
3塁側後方にある室内練習場前あたりにこのような展示ギャラリーがあります。
岩手県出身選手や高校球児、東北楽天イーグルス関連、著名野球人などの展示が多数あります。