坊っちゃんスタジアム(松山中央公園野球場)は、愛媛県松山中央公園に2000年開場(2012・2022年改修)の3万人収容の市営球場です。
愛称の坊っちゃんスタジアムは松山市を舞台にした夏目漱石の小説「坊っちゃん」に因んでいる。
また野球という言葉は松山市出身で夏目漱石らとも交遊関係にあった正岡子規が作ったとも言われています。
同球場は、地方球場では最多となる3度のプロ野球オールスターゲームが開催された会場で、その記録は球場正面にある「の・ホール ミュージアム」で楽しむ事ができます。

ヤクルトスワローズ「古田敦也選手」が2005年に同球場で2000本安打を達成しその功績は球場各所に飾られています。
東京ヤクルトスワローズが毎年秋季キャンプを行っている事もあり、プロ野球ヤクルトスワローズ主催公式戦が毎年行われています。
坊ちゃんスタジアムの基本情報
所在地:愛媛県松山市市坪西町625番地1
グランド : 両翼99m、センター122m
内野…クレイ、外野…天然芝
照明設備 : 大屋根先端投光器×4基、照明塔×4基
オープン:2000年5月
改修 : 2012・2022年
アクセス情報

最寄り駅はJR予讃線「市坪駅」で球場目の前にあります。
市坪駅はJR松山駅から1つ目で乗車時間は4分です。
電車は一両編成になります。
駐車場情報
松山中央公園公園内に合わせて2,700台分あります。
座席情報

坊ちゃんスタジアムは2層のスタンドで1階内野スタンドに10,200席、2階内野スタンドに9,800席、外野スタンドに6,200席、立見エリアに3,800人(うち車椅子席136席)合計3万人が収容人数とされています。
座席は内野スタンド1階に最大28列、内野スタンド2階は最大22列、外野スタンドには最大20列あります。
坊ちゃんスタジアム詳細座席表
バックネット裏

バックネット裏1階席は28列あり、14列目前に横に移動できる通路があります。座席には背もたれと肘掛けが付いています。

バックネット裏2階席は22列あり、8列目前に横に移動できる通路があります。
座席には背もたれが付いています。
内野スタンド
内野1階席は28列あり14列目前に横に移動できる通路があります。
座席には背もたれが付いています。
内野2階席は23列あり14列目前に横に移動できる通路があります。
座席には背もたれが付いています。
外野スタンド

外野席は最大20列目あり、11列目前に横に移動できる通路があります。
座席はベンチシートになります。
屋根について

坊ちゃんスタジアは2階内野席全体の後方10列ぐらいが屋根に覆われています。
スコアボード

2022年に縦4.8メートル、横42.2メートルのフルカラーLED大画面が新たに設置されました。
の・ボールミュージアム
坊っちゃんスタジアムの正面入口に隣接する野球歴史資料館で、スタジアム開場当初は「まつやま野球ランド」としてスタート、2003年に改修され展示内容を充実させ「の・ボールミュージアム」に改称されました。
館内は野球創成期から現代までの愛媛県松山市の野球史を「アマチュア野球コーナー」と「プロ野球コーナー」に多くの展示品や高校野球のダイジェスト映像、地方球場としては最多となる過去3回のプロ野球オールスターゲームでの資料などを展示されています。
開館されているのは土曜日・日曜日・祝日の午前9時から午後5時で入館料は無料となっています。




プロ野球オールスタゲーム関連の展示

2004年から坊ちゃんスタジアムで秋季キャンプを行っているヤクルトスワローズの展示コーナー、2000本安打を坊ちゃんスタジアムで達成した古田選手の記念コーナーもあります。
記念碑
正面入り口前の付近にある正岡子規が詠んだ句の碑
< 近藤兵太郎記念碑 >
近藤兵太郎さんは松山市出身の野球指導者で松山商業や、台湾台南州立嘉義農林学校などで監督を務め、松山商業を初の全国出場に導くなど戦前黄金時代の礎を築いた監督になります。