日本の鉄道の使い方 Suicaの便利さ、買い方について

ここでは、海外から日本へ来る方用に、Suicaの便利さ、買い方、の使い方についてご案内をいたします。

近いエリアの移動はSuicaを使う

日本国内の移動については、SuicaというJR東日本が発行するICカードを持っていると非常に便利です。
Suicaの使い方は、駅などで、カードを発行(デポジットで500円かかりますが、返却時に返金されます)し、使う際には、使いたい分のお金をチャージして使うことができます。
Suicaは、主に、日本国内の交通機関全般(JR東日本以外に東京メトロ、バスなど全般の乗り物に使えます)、他にお店での買い物などに利用することができます。

日本の鉄道の切符は複雑な料金形態です

日本国内の乗車券の値段は、非常に複雑です。
海外から訪れる方で、ジャパンレールパスを購入し、JRのみ使う方は、Suicaは不要かもしれませんが、例えば、東京都内の移動は、JR以外に、メトロの移動が便利なところもあります。
そのような場合、ジャパンレールパスはメトロは使えませんので、Suicaがあると便利になります。

乗車券が複雑というのは、日本国内の切符の料金は、距離により異なります、

東京近郊にしても、例えば、その都度、切符を買う場合、上野駅から秋葉原駅に行くのと、上野駅から東京駅に行くのでは料金が異なります(差はたった2駅、時間にして5分弱の距離ですが)。
買うたびに、券売機の料金表を見て切符を買う必要性があります。
Suicaがあれば、切符を買う必要なく、改札に直接行き、ピっとタップするれば、到着駅にてチャージしている分から自動的に引き落としになりますので、細かい計算がいりません。

日本のJR(最大手の鉄道会社)は、日本国内に、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR北海道、JR四国、JR九州と各エリアごとに会社が独立しています。
通常、旅行をする上では、それほど気にならないのですが、Suicaを使って乗車する場合、乗車するJRの会社と下車するJRの会社が違うと使えません。
(JR東日本エリアから乗り、JR西日本ではSuicaでは降りれないので、このような場合は、切符を買うようにしてください)

東京エリアから片道1時間前後のエリアは基本的には心配はありませんが、Suicaだけで旅行する場合は、長距離の移動の際は注意が必要です。

Suicaの買い方

Suicaは、駅の券売機でも購入できます。
言語の選択ができますので、言葉的には問題ないですが、「種類」に関しては「?」と思われるかもしれませんので、少し補足しておきます。

(1)まず、駅の券売機に行きます

(2)言語を変更します。自身の使いやすい言語に変更しましょう。

(3)券売機により表示も異なる可能性がありますが、ここでは、左下のところに「Purchase,Charge,Add Value」とありますので、そこを押します。

(4)その次の画面では、Suicaの種類が表示されます。
1つは、名前を入れておくSuica、もう1つは、無記名のSuica、下の画面でピンクのところは追加分のチャージです。
どちらでもいいのですが、名前を入れて発行すると、再発行してもらえます。
ただ、短期の旅行で、無くした後に再発行というのはあまり意味がないと思いますので、ここでは、サクッと発行できる、無記名のSuicaを選びます。

(5)次の画面では、いくらSuicaに入れておくかとなります。
500円分がデポジット(返却時に返金されます)になりますので、仮に1000円だと500円分乗れるということになります。
自身で使うと思う金額を選択してください。

(6)支払いの画面です。基本的には、現金での支払いになりますので、札を使う場合は、Billというところに入れてください。

(7)支払いが完了するとSuicaの発行になります。

(8)後は、改札でこのカードを、ピっとするだけです。

長距離の移動はジャパンレールパスを買う

日本国内を列車で数日移動することを前提に旅程を組んでいる場合、ジャパンレールパスは絶対買うべきです。

*羽田空港に到着した場合は、ジャパンレールパスで東京モノレールが使えます。

羽田空港の引き換え場所
第2ターミナル駅 ツーリストインフォメーションセンター羽田空港第二ターミナル
営業時間:6:00から23:00

2020年のジャパンレールパスの料金は、7日間で39,600円(グリーン車)、29,650円(普通車)になります。
これは、通常、日本人が国内を旅行するのに新幹線の切符を買うと、東京、新大阪の1往復とほとんど同じような料金になります。
この料金で7日間乗り放題というのは、日本国内に住む人にとってはあり得ない料金になります。
東京を拠点に西は、京都、大阪方面へ1度でも行く場合は、絶対に買っておくべき切符になります。

*ただ、注意事項は、ジャパンレールパスの場合、「のぞみ」号、「みずほ」号は利用できません。
のぞみ号というのは、東京から京都までの約515キロを2時間15分前後で行く、新幹線の中の特急のような乗り物です。
東京から京都区間は、たった4駅しか止まりません。
ジャパンレールパスで乗れる新幹線は、「ひかり」号・「さくら」号・「こだま」号・「つばめ」号となり、例えば、東京駅から京都駅の区間だとのぞみより30分ぐらい時間がかかる2時間45分前後の乗車時間になります。
途中駅で、のぞみの追い越しをまったりするので、忙しい人向けではない新幹線なのですが、この区間を3時間ぐらいで行ければ問題ないということであれば、ジャパンレールパスで十分かと思います。

このような基本情報をもとに、購入される場合は、こちらのサイトからご購入いただけます。
https://japanrailpass.net/en/


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