和歌山城
天正13年(1585年)豊臣秀吉の弟、秀長によって築城された和歌山城は虎伏山(標高48.9m)の頂上にあることから「虎伏城」とも呼ばれています。徳川御三家の一つ紀州藩紀州徳川家の居城で、城内には徳川家ゆかりの遺品などが展示されています。大天守と小天守が連結式に建てられており「日本三大連立式平山城」の一つとなっています。1931年(昭和6年)国の史跡に指定されています。
所在地:〒640-8146 和歌山県和歌山市一番丁3
電話番号:073-422-8979
営業時間:午前9時から午後5時30分(入城は午後5時まで)
定休日:12月29日から12月31日
料金:大人410円 小・中学生200円
コメント 和歌山城は見どころがたくさんありました。城外からは見えないという御橋廊下。ここは殿様とお付きの人、奥女中が歩いたそうです。廊下が斜めになってるので降るより登るのがお勧めです。窓からは天守も見えて、江戸時代にタイムスリップしたかのようでした(笑)名勝の「西の丸庭園」や刻印された石垣の石材など、また小人が階段を登ってるようにも見える、不思議な木の根っこも必見?です。天守で展示されてる甲冑など撮影禁止のものもあり、専ら「おー、ここから見る和歌山城は良い!」という撮影スポットを探すのに必死でした(笑)
高野山真言宗 総本山金剛峯寺
金剛峯寺は1200年の歴史を刻む真言密教の聖地「高野山」にあり、弘仁7年(816年)空海によって開基されました。山内にある117か寺をまとめる中心的な寺院となります。主殿の大広間にある襖絵や「蟠龍庭」は必見です!また、周囲にある壇上伽藍や奥之院など見どころがたくさんあります。2004年(平成16年)金剛峯寺は「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つとして世界遺産に登録されています。
所在地:〒648-0294 和歌山県伊都郡高野町高野山132
電話番号:0736-56-2011(代)
営業時間:午前8時30分から午後5時
定休日:年中無休
堂内拝観料:大人(中学生以上)500円 小学生200円 未就学児は無料
共通内拝券:大人(中学生以上)2,500円 ※金剛峯寺・金堂・根本大塔・徳川家霊台・授戒料
撮影:館内は撮影禁止
コメント 山間部の天気は変わりやすいと言いますが、高野山の金剛峯寺を訪れた時もそうでした(笑)徳川秀次が自刃したという「柳の間」や日本最大級の規模を誇る石庭「蟠龍庭」を見ていると突然の豪雨。ところが襖絵などを見ているうちに止んだのは幸運という他ありません。そこから高野山の聖地「奥の院」に赴くと?御廟橋の前に注意点が記されてありました「聖域のため服装を正し、一礼をしてから渡りましょう」2度目の豪雨で濡れ鼠の状態、Tシャツもびっしょり。お大師さま、見っともない服装でどうも失礼しました(汗)それにしても一の橋から御廟に続く約2キロの参道には墓碑が延々と並んでるいます。その数、20万基を超えるそうです!気がついただけでも織田信長や豊臣秀吉、武田信玄などのもあり、驚きました。雨に打たれた後の墓碑が並ぶ参道は何人も立ち入れないような荘厳さです。途中でお見かけしました僧侶の方も豪雨で下駄がびっしょり。でも全く動じる様子はありませんでした。こちらは未だ未だ修行が足りないようです。
こうや花鉄道「天空」
こうや花鉄道「天空」は世界遺産「高野山」への旅に便利な観光列車となり、南海電鉄の橋本駅から極楽橋駅を結んでいます。深緑の車体に内装は木目調で統一され、車窓からは大自然に包まれた山岳地帯の絶景を満喫できます!また、終点「極楽橋駅」の一つ手前にある「紀伊神谷駅」は秘境駅として知られています。
乗車区間:橋本駅から極楽橋駅
乗車時間:約45分
時刻表:平日 天空1号 橋本駅 午前10時13分発、極楽橋駅 午前10時54分着/天空3号 橋本駅 午後1時29分発、極楽橋駅 午後2時03分着 土・休日 天空51号 橋本駅 午前8時26分発、極楽橋駅 午前9時02分着/天空1号 橋本駅 午前10時40分発、極楽橋駅 午前11時16分着/天空3号 橋本駅 午後1時29分発、極楽橋駅 午後2時09分着
運賃:橋本駅から極楽橋駅 大人450円(座席指定券520円) ※天空座席指定席車両と自由席車両の通り抜けはできません
予約・購入:乗車希望日10日前の午前9時から前日の午後5時まで「天空予約センター」で電話のみ受け付け ※当日券は各列車に空席がある場合のみ販売
予約専用フリーダイヤル:0120-151519(午前9時から午後5時)
コメント 高野山へ行くのに便利な「こうや花鉄道 天空」予約せずに当日券で乗れるのか?土曜日ということもあって不安でした。でも、いざ行ってみると全くの杞憂。ゆっくりと車窓も満喫させてもらいました。終点の「極楽駅」からはケーブルカーに乗らず、極楽橋のたもとで橋本駅に折り返す「天空」を待機。お断りしておきますが、決して撮り鉄ではありません(笑)乗るのもいいけど、やっぱり走ってるところを撮りたいのも人情でしょう。高野山の観光が予想より早く終わったので「九度山駅」で途中下車しました。えっ、何故かって?九度山駅から高野下駅のほうへ20分ほど歩くと丹生川橋梁があります。そこは鉄道の愛好家には有名らしいです。なので「天空」が橋本駅へ戻る最終便を待ちました。いえいえ撮り鉄ではありません、ただの好奇心です(笑)それでも通過すると思われる時間に遅れないかと急ぎました。まだ着かないうちに列車の音が聞こえ、そりゃもう焦りました。何かと思えば特急の「こうや」じゃないですか。さて、いよいよ準備万端。しばらくして「来たーーー!」ちょっと急いで走っていたため、手元が震えておりました!好奇心を満たすのも、なかなか大変です(笑)秘境駅の「紀伊神谷駅」にも行きたかったんですが、帰りの時間が遅くなりそうなので断念。この中途半端さが撮り鉄さまと違うところでしょうか(笑)
たまミュージアム貴志駅
和歌山電鐵の「貴志駅」は三毛猫のニタマが駅長を勤めていることで有名です。2010年(平成22年)老巧化のため初代駅舎を解体し、猫の顔をモチーフにした2代目の「たまミュージアム貴志駅舎」がオープン。ニタマ駅長の勤務時間は午前10時から午後4時まで、公休日は水・木となっています。いつも愛らしいニタマ駅長がみなさんをお待ちしております「ニャ~」
所在地:〒640-0413 和歌山県紀の川市貴志川町神戸803
所属路線:貴志川線
1日平均乗降人員:1,276人(2019年度)
開業年月日:1933年(昭和8年)8月18日(金)
備考:無人駅 ※2018年(平成30年)1月5日(金)三毛猫の「ニタマ」が駅長に就任
コメント 和歌山電鐵貴志川線の1日乗車券を購入して「よんたま」スーパー駅長に表敬訪問してきました!本日は木曜日ということで終点の貴志駅マネージャー駅長「ニタマ」はお休み。伊太祈曽駅からスーパー駅長「よんたま」が代行しています。ゴトゴト「おかでん チャギントン」号にのんびりと揺られ到着した貴志駅。さあ、いよいよご対面と思いきや「よんたま」スーパー駅長はグッスリお昼寝中でした(笑)でも猫好きなので、その姿も可愛らしい。いつか機会があれば「ニタマ」にもお会いしたいものです。大池遊園で途中下車して「たま電車」の撮影にも成功し、自画自賛(笑)えっ、他にもっとすることあるだろうって?そうですね、ちゃんと動画も撮らないとね(笑)和歌山電鐵貴志川線に乗って小トリップ、満喫させていただきました!みんなから愛されるスーパー駅長「よんたま」とマネージャー駅長「ニタマ」にはいつまでも頑張っていただきたいものです、敬愛をこめて(笑)
友ヶ島
和歌山県と淡路島の間に浮かぶ友ヶ島は「地ノ島、虎島、神島、沖ノ島」の総称となります。中でも沖ノ島には明治政府が紀淡海峡を防備するために築造した「由良要塞」の砲台跡が点在しています。第二次世界大戦まで使われていたという島内で最大規模の「第3砲台跡」や「海軍聴音所跡」は必見です!かつては大日本帝国の軍事要塞でしたが、今では「ラピュタ」っぽいとの評判で人気の観光スポットとなっています。
所在地:〒640-0102 和歌山県和歌山市
電話番号:073-459-0314(友ヶ島案内センター)
営業時間:友ヶ島汽船が加太港から1日4往復運航
定休日:水曜日(祝日の場合は運航)
乗船料:大人 往復2,200円(片道1,100円) 小人 往復1,100円(片道550円)
友ヶ島汽船の公式サイト:時刻表や運航日の詳細は公式サイトでご確認ください。
コメント かつては軍事要塞の一つだった友ヶ島。今はハイキングコースとして人気があるそうです。この日は雨模様で、ときおり猛烈な雷雨。ハイキングというよりも修行に来たみたいです(笑)戦時中では雨など関係なかったんでしょうね。島内で最大規模を誇る第3砲台跡には弾薬支庫が並び、砲座を結ぶ地下トンネルが今も残されています!雨が降ろうが何であろうと任務を遂行するため苦労されたことでしょう。軍事施設としては他にも第1、第2砲台跡や海軍聴音所跡なとが点在。また、明治5年から稼働中の友ヶ島灯台や日本標準時子午線が通る広場など、旧軍事施設の他にも見どころがありました。友ヶ島は関西国際空港が近いため、ひっきりなしに上空をジェット機が飛んでいます。第3砲台跡でその轟音を耳にすると、樹木に覆われて機影が見えないため、あたかもB29が飛来してきたんじゃないかと錯覚させるような臨場感は半端じゃありません。爆撃機に機銃掃射されたら?という恐怖感を抱きながら戦時中の兵士は奮闘されてたのかもしれませんね。おっと、また轟音だっ!
深山砲台跡
「深山砲台跡」は休暇村紀州加太の近くにある戦争遺跡となります。友ヶ島や淡路島の砲台とともに明治時代に築かれた由良要塞の一部で「深山第一砲台跡」や「弾薬庫跡」などが残されています。かつての軍事要塞は今や多くの人たちから親しまれる人気の散策コースとなり、夕日の絶景スポットとしても知られています。また、紀淡海峡を一望できる展望台からは明石海峡大橋や四国まで見渡すこともできます。
所在地:〒640-0102 和歌山県和歌山市深山
電話番号:073-459-0321
営業時間:24時間
定休日:年中無休
料金:無料
コメント もし、天候などの事情で友ヶ島へ行けないときは「深山砲台跡」もお勧めです。南海加太線の終点「加太駅」からは休暇村紀州加太まで無料の送迎バスが出ており、約10分で着きます。送迎バスの乗り場は加太駅を出て坂を下ると駐輪場があります。乗り場はその隣で「車両方転地」という表示があるのですぐに分かると思います。加太駅発の送迎バスの時刻は午前9:00から9:50、10:20、10:50、11:55、12:55、13:55、14:55、15:55、16:55、17:55となっています。送迎バスを利用される際は「休暇村紀州加太」の公式サイトで出発時刻を確認してくださいね。気軽に歩ける散歩道「自然の小径」は約3kmで所要時間は1時間ほどで「深山砲台跡」や弾薬庫を見学できますし、展望台からは紀淡海峡に浮かぶ友ヶ島なども望見できます。