栃木県総合運動公園内に完成した日環アリーナ栃木は、2021年4月3日、4日の宇都宮ブレックスの試合がこけら落としとなりました。
今回は、4月4日のブレックスの試合でのレポートになります。
宇都宮駅から徒歩でも行けるブレックスアリーナと異なり、ここは、栃木県総合運動公園のエリアとなり、一般的には車でのアクセスになります。
ブレックスの試合開催時は、会場に近い東第二駐車場は、事前予約の駐車場タイプで800円です。
他は、公園の駐車場と同じ料金設定になり、2時間まで無料、6時間まで200円です。東第一駐車場は一般と同じ料金設定で、会場の向かい側の駐車場となり、会場までは徒歩で5分弱なので、ここが一番使いやすいかもしれません。
ブレックスの試合では、JR雀宮駅から日環アリーナ栃木間の無料シャトルバスを運行していました。
雀宮駅は、宇都宮駅から1駅東京よりの駅になります。
宇都宮線、湘南ラインが止まりますので、本数も多く使いやすい駅になります。
4月3日、4日とも15時ティップオフの試合だったため、駅から会場駅の最初のバスは、12時10分から始まり、以降おおよそ20分から30分おきに、発車するようなタイムテーブルになっていました。
駅からアリーナまでは約20分ほどです。帰りは、17時30分から18時30分まででの運行でした。
入場は、ファンクラブ会員が2時間前、一般のファンが1時間30分前でした。
今後、座席に関してはどのようなレイアウトになるかわかりませんが、日本国内にある多目的アリーナの最大の欠点は、一体感が欠けるというところがあります。
今回の日環アリーナ栃木もエンドのエリアがスカスカでした。
ブレックスの場合、本拠地であるブレックスアリーナは、コートと座席とのバランスが非常に良く一体感を感じることができるアリーナです。
日環アリーナは、今後、このスペースをうまく埋めれるような座席レイアウトにしていかないと、なかなか一体感が生まれづらくなりそうです。
日環アリーナ栃木
ブレックスアリーナ
アメリカの場合、ファイナルフォーなどはスタジアムを使うので、通常のアリーナより規模が各段に大きくなります。ファイナルフォーなどは、見せるというより、とにかく座席を入れてしまうような感じになり、ゴール裏は学生の応援ゾーン、その後ろはほぼフラットの座席がずらーと敷き詰められます。
コロナの影響で密集させるのは難しいでしょうが、今後、プロの試合を体験するという空間を提供する上では、大きいスペースの多目的アリーナのレイアウトをどのようにしていくかというのは課題になるのかもしれませんね。
NBAのワシントン・ウィザーズなどは、ゴール裏のエリアに、ディストリクトという立ち見スペースと、バーを設置し、ファンが話をしながら見れるスペースを作っています。その隣を選手が入退場するので、選手も近くで見れます。