「松下村塾」は松陰神社の境内にあります。江戸時代の厳しい身分制度にありながら、武士や町民など身分の隔てなく教育していました。吉田松陰は1857年(安政4年)から2年半、松下村塾で生徒たちを教え、後に明治維新で活躍する高杉晋作や久坂玄瑞、伊藤博文など多くの逸材を世に送り出しています。1922年(大正11年)国の史跡に指定され、2015年には世界遺産に登録されています。
基本情報
所在地 〒758-0011 山口県萩市椿東1537
営業時間 通年見学自由(外観のみ)
定休日 年中無休
料金 無料
アクセス
松下村塾はJR東萩駅の南東へ約1.3キロの松陰神社にあり、「萩循環まぁーるバス」の東回りコース(松陰先生)を利用すると便利です。東萩駅前から乗車して「松陰神社前」で下車。所要時間は約13分、料金は100円となります。始発の午前7時から終発の午後6時まで、約30分間隔で運行されています。バスは一方通行なので、往路は早く到着しますが、復路は遠回りになるので徒歩のほうが早いと思います。バス停「松陰神社前」から松陰神社を背にして進むと松本川となりますので、橋を渡らず右折して萩橋の手前、右側が東萩駅となります。バス停「松陰神社前」から東萩駅まで徒歩約20分ほどです。路線図、時刻表の詳細は萩循環まぁーるバスの公式サイトでご確認ください。
松下村塾
かつて激動の幕末から近代国家の礎を築いた志士がここで吉田松陰の教えを受けていたんですね。今は多くの塾生を代表して12人の肖像写真が掲げられています。久坂玄瑞、高杉晋作、前原一誠、木戸孝允、山田顕義、品川弥二郎、野村靖、山県有朋、伊藤博文、境二郎、飯田吉次郎、河北義次郎、そして松陰先生。松下村塾の講義室は8畳しかありません。でもこれだけ多くの塾生、門下生が日本を動かし、また世界へ羽ばたいたというなら、この8畳は世界に匹敵する計り知れない広さということになりますねえ。