吉田松陰歴史館(山口県)

「吉田松陰歴史館」では壮絶な吉田松陰の生涯が紹介されています。70体あまりの等身大の蝋人形や背後の情景も精巧で、臨場感に溢れています。アメリカ海軍の船で密航を企む場面や唐丸駕籠に押し込められたまま門下生と惜別する場面、伝馬町牢屋敷で刑場へと向かう場面などが再現されています。まるで歴史的瞬間に立ち会ってるような迫力で、必見です!

基本情報

所在地 〒758-0011 山口県萩市椿東1537
営業時間 午前9時から午後5時
定休日 年中無休
料金 大人・大学生500円、高・中生250円、小学生100円

アクセス

吉田松陰歴史館はJR東萩駅の南東へ約1.3キロの松陰神社にあり、「萩循環まぁーるバス」の東回りコース(松陰先生)を利用すると便利です。東萩駅前から乗車して「松陰神社前」で下車。所要時間は約13分、料金は100円となります。始発の午前7時から終発の午後6時まで、約30分間隔で運行されています。バスは一方通行なので、往路は早く到着しますが、復路は遠くなりますので徒歩のほうが早いと思います。バス停「松陰神社前」から松陰神社を背にして進むと松本川となりますので、橋を渡らず右折すると萩橋の手前、右側が東萩駅となります。バス停「松陰神社前」から東萩駅まで徒歩約20分ほどです。路線図、時刻表の詳細は萩循環まぁーるバスの公式サイトでご確認ください

吉田松陰歴史館

蝋人形館といえば?ロンドンの「マダム・タッソー館」があまりにも有名ですね。蝋人形の対象は歴史上の人物や政治家、王室皇室成員、スポーツ選手、エンターテイナーなど多岐にわたり、しかもその精緻さは驚嘆に値します。ロンドンと言えば「シャーロック・ホームズ博物館」の蠟人形、これもまた驚きです。「赤毛連盟」に出てくる質屋ウィルソンがブリタニカ国際大百科事典を開いて見学者に何やら説明しておりました。「なるほどねー」と頷いてる見学者。そこで好奇心に駆られて行ってみて、唖然。てっきり衣装を着たスタッフかと思ってたら、なんとまあウィルソンは蠟人形じゃないですか!紛らわしいったらありゃしません、もう少しで蝋人形に話しかけるところでした(笑)タッソー夫人の蠟人形も然る事乍ら、ホームズ博物館のも全く引けを取りませんでした。でも「吉田松陰歴史館」だって捨てたものじゃありませんよ!一人の偉人に焦点を絞ったこれだけの蝋人形館は世界に類を見ません。再現された20場面によって吉田松陰の生涯を追体験できるのですから。ただ、最期の場面だけは遠慮したいですね。伝馬町牢屋敷で刑場の露に消えた吉田松陰。首切り役人の山田浅右衛門が回顧するに、曰く「いよいよ首を切る刹那、松陰の態度は実にあっぱれなものであった」一糸乱れず堂々と端座する吉田松陰は、御苦労様と挨拶したとも言います。その瞬間は「吉田松陰歴史館」でありありと見ることができます!

 


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