堀内鍵曲(山口県)

堀内地区にある「鍵曲」は「追廻し筋」とも呼ばれ、江戸時代かと錯覚させるような不思議な観光名所となっています。左右を土塀で囲まれた道が直角に曲がってるため、あたかも行き止まりのように見えます。その巧妙さで攻め込んできた敵軍を迷わせたり、また追い詰めたりして撃退していました。1976年(昭和51年)堀内地区は「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。

基本情報

所在地 〒758-0074 山口県萩市堀内(口羽家住宅近く)
営業時間 見学自由
定休日 年中無休
料金 無料

アクセス

堀内地区の「鍵曲」は萩市の城下町エリアにあります。市内の外れにあるため、城下町を散策した後や萩・明倫館の見学後などに合わせて行くのがいいと思います。「萩市役所」あるいは「萩バスセンター」から「萩循環まぁーるバス」の西回りコース(晋作くん)を利用して「ミドリヤファーム入口」で下車。所要時間は「萩市役所」から17分、「萩バスセンター」からは9分。料金は100円となります。始発の午前7時から終発の午後6時まで、約30分間隔で運行されています。バス停から「鍵曲」まで徒歩5分ほどです。

堀内鍵曲

道が鍵の手に曲がってることから「鍵曲」と呼ばれています。漢字は情景そのまんまを表してて、とても分かりやすいですね。でも、表読み方となるとこれまた難読。「鍵曲」と書いて「かいまがり」と読むのですから、なかなか日本語は一筋縄ではいきません(笑)萩の城下町を歩くと、どこもかしこも白い壁が続いています。ぼんやりさんなので、いつしか迷子になってしまいました。まるでラスベガスの巨大ホテルみたいです。エレベーターを出て廊下に出ると、壁は同じ色調に統一されており、ひたすら廊下が延々と伸びてるうえに同じ扉がズラッと並んでるんですから部屋を探すのも一苦労でした。もし、曲がらなければならない角を通り過ぎたりすると目印もないので、もうどこにいるのやらサッパリです(笑)萩の城下町もそんな塩梅です。老婦人に道を聞きながらして、ついに来ました。噂の鍵曲!何も知らず通りかかっただけなら、ただの袋小路としか見えません!目の錯覚を利用した巧妙さは圧巻です。耳を澄ませば聞こえてきそじゃないですか。「きゃつらを逃がすな!」おいっ、その先を右に曲がりおったぞ。「待ち伏せしておるやもしれん、用心しろ!」先ずは拙者が様子を探って参りましょう。抜き足差し足で曲がり角まで進み、そおーっと道を覗き込むと?道の先は行き止まり「はて???敵は何処ぞに消えた・・・」ポカンとする刺客の困惑顔が思い浮かぶようです(笑)仮にたまたま、鍵曲で時代劇の撮影に遭遇したら、一瞬、江戸時代へ迷い込んだような錯覚を覚えることでしょう。鍵曲を訪れたなら、いろんな局面を想像しながら歩くのも良さそうですよ。


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