赤いルビーの目を持つ岩国のシロヘビは、その神秘的な美しさから多くの人を魅了してやみません。岩国シロヘビの館では「神様の使い」として崇敬されるシロヘビを実際に見ることもできますし、脱皮したあとの抜け殻や骨格標本などたくさんの資料が展示されています。1972年(昭和47年)国の天然記念物に認定されています。
基本情報
所在地 〒741-0081 山口県岩国市横山2丁目6−52
営業時間 午前9時から午後5時
定休日 年中無休(保守点検の臨時休業あり)
料金 大人(高校生以上)200円/こども(小、中学生)100円
アクセス
岩国シロヘビの館は「吉香公園」の中にあり、岩国城ロープウエイ「山麓駅」のすぐ近くとなります。
岩国城
怖いもの見たさで来ました、岩国シロヘビの館へ!えっ、何が怖いって?そりゃ足もないのに、にょろにょろと進む異様さでしょう。しかも鎌首をもたげて舌をチロチロ出されちゃ、身もすくみます。自然に囲まれた田舎育ちなので、子供の頃から動物や昆虫に親しんできました。たくさんのホタルも飛んでましたし、トンボやカブトムシ、クワガタムシなど、夏の夜ともなれば田んぼでカエルの大合唱でした。でもヘビは別。まあ神出鬼没ですよね、ヘビは!畔道を歩いてりゃ踏みそうになるし、川で釣りをしてりゃ上流から流されてくるわ、しかもとぐろを巻いたまんまですから何をか言わんやだ。腰も抜かさんばかりの驚きに絶叫しても笑う人は誰もいないでしょう(笑)ときには我が物顔で家の中の階段をスルスル登ってたりもするし。ここだけの話、南米では鼾をかきながら居眠りしてた農夫の口に入り、窒息死させたという逸話もあります。呑気に口を開けて寝れもしませんよ、まったく。そう言えば、たまに車に轢かれてペシャンコになってましたが、またムクムクと膨らんで襲われんじゃないかと、できるだけ遠くなるように道の端っこを歩いたものです。うっかりしてました、今回は岩国のシロヘビについてでしたね。つい蛇足が多くなりました。いや、シロヘビと言ったって、ヘビにゃ変わりありません。「ルビーのような赤い目をしてるし、可愛いじゃないですか」いえいえ、どういたしまして。それはまた他の人の話です。ところがどっこい、神様の使いというだけあって意外に優雅であり、また実に美しい!「なんかヘビの概念が変わりそう・・・」いやはや身体が白くなるだけでこうも違うんですね。不思議なことに、シロヘビがヘビでないような気までしてきます。不覚にもうっとりしてしてると、いきなり現実に戻されました。舌がチロチロ出てるじゃないですか!餌を捕る準備運動の始まりか?「次の犠牲者は誰?」うわー、やっぱりシロヘビもヘビだ!もう、蛇に睨まれたカエルです。ところで、ヘビは脱皮を繰り返すことで成長すると言います。そろそろヘビのように脱皮する頃合いかもしれません。「嫌い嫌いも好きのうち」とも言うでしょ(笑)