浦富海岸自然探勝路は網代港から城原海岸まで起伏に富んだ約3km、高低差約90mの遊歩道となります。浦富海岸は昭和3年(1928年)国の名勝、天然記念物に指定されました。また「日本百景」や「日本の渚100選」「日本の白砂青松百」などに選ばれる日本有数の景勝地で、千貫松島や観音浦、鴨ヶ磯、城原海岸などの絶景を満喫できる遊歩道となっています。
基本情報
所在地 〒681-0001 鳥取県岩美郡岩美町
営業時間 見学自由
定休日 年中無休
料金 無料
アクセス
浦富海岸自然探勝路は浦富海岸島めぐり遊覧船の乗り場からで徒歩で15分ほどとなります。遊覧船乗り場の近くにある沓井大橋を渡り、海岸沿いを進むと網代漁港が見えてきます。そのまま網代地区浜公園の横を通っていくと「中国近畿連絡自然歩道」という案内板があります。横にある階段が浦富海岸自然探勝路の入口となり、城原海岸まで約3キロの遊歩道となります。
浦富海岸自然探勝路
浦富海岸自然探勝路の階段を上って進むと、すぐに見えてくるのが「千貫松島」です。海食洞門の頂上にポツンと立つ一本の見事な松。まるで名優が傘を開いて立ってるようですね(笑)どこか孤高な人みたいです。ところで、観音浦から鴨ヶ磯を通り、城原海岸へ行く途中「露軍将校遺体漂着記念碑」がありました。明治38年(1905年)5月、日露戦争で日本海軍の連合艦隊が世界最強のバルチック艦隊を撃滅!その「日本海海戦」で戦死したロシア軍将兵2人の遺体が田後村に漂着。村民は「いったん仏になったからには、丁重に葬り供養したほうがよかろう」と白砂青松の磯辺で葬儀を営み、手厚く埋葬。ロシアとの和平が成立した戦後、親族らしい人達が村を訪れ遺骨を故国へ持ち帰ったと伝えられています。敵国の軍人であれ、死んでしまえば同じ人間。村民のみなさんの温かい心が伝わってくるようです。さて、SF映画に出てきそうな?どこか遠い惑星にいるような城原海岸から遊覧船のりばへ戻る際、衝撃の事実が待っておりました!往路は起伏のある山道を写真を撮ったりしながらでしたので、2時間30分ほどかかりました。よおく聞いてください、ここからが肝心なところです(笑)一般道を歩いてると、やがて既視感に襲われるじゃないですか。「なんだろ、どっかでみたことのある風景なんだけど・・・」何しろ城原海岸を出て、まだたったの20分ほどしか経っていません。なのに何故?えっ、もう沓井大橋???既視感でもなんでもなかった!遊歩道では2時間半もかかったのに、戻りは20分。ここでメーデー民ならお馴染みのコメントが出るでしょう「フィクションじゃないのかよ!騙された!」往復でかかる所要時間の落差、とても事実とは思えません(笑)