銚子電鉄は「銚電」の愛称で親しまれています。銚子駅から外川駅まで約6.4キロとなり、区間によっては数百メートルしか離れていませんので途中下車して散策しながら歩いてみるのもお勧めです。また「ぬれ煎餅」や「まずい棒」は銚子電鉄のお土産として人気があります。
基本情報
所在地: 〒288-0056 千葉県銚子市新生町2丁目297
電話番号:0479-22-0316
運行区間:銚子駅から外川駅
運賃:初乗り大人180円から 小児90円から
弧廻手形(1日乗車券):大人700円 小児350円
アクセス
東京駅から銚子駅まで電車で行く場合は「特急しおさい」を利用すると便利です。所要時間は約2時間で料金は自由席で3,670円。普通と快速を利用すると所要時間は約2時間30分で料金は2,310円となります。高速バスの場合は東京駅八重洲口前から銚子駅まで所要時間は約2時間30分で料金は2,600円となります。
銚子電鉄
銚子電鉄には全部で10駅あり、平成27年(2015年)から命名権によって愛称を冠しています。銚子駅から外川駅まで6.4キロほどのため一日で「完乗」することもじゅうぶんできます。
銚子駅
「絶対にあきらめない」銚子駅は大正12年(1923年)に開業しました。JR東日本総武本線との接続駅となっており、銚子電鉄の駅はJRの2・3番線奥にあります。
仲ノ町駅
「パールショップともえ」仲ノ町駅は大正2年(1913年)に開業しました。隣接する仲ノ町車庫には日本一小さい電気機関車が保存されており見学することもできます。また「しあわせ三像」の一つ「貧乏がサル(去る)」像がありますので探してみましょう。
観音駅
「金太郎ホーム」観音駅は大正12年(1923年)に開業、平成3年(1991年)駅舎はスイスの登山鉄道風に改装されました。駅名は近くにある円福寺の「飯沼観音」に由来しています。
本銚子(もとちょうし)駅
「上り調子 本調子 京葉東和薬品」銚子駅は大正12年(1923年)に開業しました。何度か改修されるも老巧化が著しいため平成29年(2017年)に改装し、大正浪漫の薫りが漂う駅舎に生まれ変わっています。プラットホームから見える「緑のトンネル」は人気の撮影地となっています。
笠上黒生(かさがみくろはえ)駅
「髪毛黒生(かみのけくろはえ)」笠上黒生駅は大正14年(1925年)に開業しました。今も鉄道の衝突を防ぐ昔ながらのタブレット交換が行われる、銚子電鉄では唯一の駅となっています。プラットホームには「しあわせ三像」の一つ「貧乏をトリ(取り)」像がありますので探してみましょう。
西海鹿島(にしあしかじま)駅
「ウェルネス8020 こぬま歯科」西海鹿島駅は昭和45年(1970年)に開業した、銚子電鉄で最も新しい駅となります。駅の周辺にはキャベツ畑が広がり、海岸には慶応4年(1868年)に黒生海岸で沈没した美加保丸の「遭難の碑」があります。
海鹿島(あしかじま)駅
「足腰元気☆緩消法」海鹿島駅は大正12年(1923年)に開業し、関東最東端の駅となっています。駅名は明治の中ごろまで海鹿が生息していたことに由来しています。近くには松尾芭蕉や小川芋銭ら文人墨客の文学碑が点在していますので、ちょっと途中下車して「文学碑めぐり」するのも良さそうですね。
君ケ浜駅
「ロズウェル」君ケ浜駅は昭和6年(1931年)に開業しました。駅前には名誉駅長として親しまれていた「きみちゃん」の記念碑が建てられています。また「日本の渚百選」に選定されている君ケ浜海岸は日本一早い初日の出を見られることでも知られています。
犬吠駅
「OTS 沖縄ツーリスト犬吠埼温泉」犬吠駅は昭和10年(1935年)に燈台前駅として開業し、昭和17年(1942年)現在の駅名に改称されました。白壁と絵タイルの美しい欧州スタイルの犬吠駅は平成9年(1997年)関東の駅百選に選出されています。また「しあわせ三像」の一つ「貧乏が犬(居ぬ)」像がありますので探してみましょう。
外川(とかわ)駅
「ありがとう」外川駅は大正12年(1923年)に開業した、銚子電鉄の終着駅となります。駅前には平成28年(2016年)高さ3.2メートルの「笑顔の塔」が建てられ、構内の留置線には貴重な「デハ801」が保存されています。