天守閣が現存する山城としては唯一の備中松山城。
一面の雲海に浮かぶ幻想的な美しさから「天空の山城」とも呼ばれ、日本三大山城の一つとされています。江戸時代に建造された天守や二重櫓は重要文化財に指定されています。また人気者の愛らしい猫城主さんじゅうろう殿がいつもみなさんをお待ちしています、にゃ~。
基本情報
所在地:〒716-0004 岡山県高梁市内山下1
開城時間:4月から9月 午前9時から午後5時30分(入城は午後5時まで)/ 10月から3月 午前9時から午後4時30分(入城は午後4時まで)
猫城主さんじゅうろうの城内見回り時間:午前10時、午後2時
休城日:12月29日から1月3日
天守への入城料:大人500円 小中学生200円
アクセス
備中松山城は岡山市の北西にあり、最寄り駅はJR伯備線の備中高梁駅となります。岡山駅から備中高梁駅までは普通列車で約50分、特急やくもで約35分ほどです。
備中高梁駅からは先ず登城口のある、ふいご峠駐車場を目指しましょう。旅行者の方には駅前からのタクシーが便利です。ふいご峠駐車場まで所要時間は約10分、料金は1,700円くらい。また、出発時刻は決まっていますが前日の午後5時までに要予約の乗合タクシー(片道1,000円)もあります。詳細は高梁市の公式サイトでご確認ください。また、路線バスで行くこともできます。高梁バスセンターから備北バスの高梁市内循環バスを利用して松山城登山口で下車。所要時間は10分弱で料金は170円。ここからは、ふいご峠駐車場までの山道を約50分ほどかけて登ることになります。ふいご峠駐車場から天守まで約20分の登山となります。
備中松山城
ある平日の午前中に備中松山城へ行ってみました。
備中高梁駅からの備北バスで「松山城登山口」下車すると、すぐ近くに登城口の案内板がありますので迷うことはないでしょう。
土日祝、観光シーズンの平日に運行される「登城整理バス」が出る城見橋公園(城まちステーション)まで15分ほど歩くことになります。でもこの日は観光シーズンではないので遊歩道を歩いて登りました。
途中には「大石内蔵助腰掛け石」があります。また、季節によっては蛇が出たりもするので注意しましょう。
ここを上がった広場がふいご峠駐車場となります。お店もあるので、もしお時間があるなら休憩させてもらいましょう。こちらのお店では手荷物を預かってもらうことができました。
この「登城心得 よくぞまいられた 城主」という立札が見えたら大手門跡まで直ぐです。さあ、もう一踏ん張りです。
備中松山城では猫城主さんじゅうろう殿がいらっしゃいます。もし見回りされてる時でしたら、入城券を購入しなくても広場でお会いできるでしょう。もし、その前後に着いても心配はありません。入城券を購入して南御門を入ると本丸でお会いできますのでね。でもこの時は見回りを終えたあとで、猛暑もありご就寝中でした。
お城の見学には30分くらいで十分でしょう。登城にかかった時間、70分も歩いて登ったことを思うとけっこうショックです。
登ったからにはどうしても下山しなければなりません。最後に「登城心得 本日の登城 大儀であった 城主」の立札があります。恐れ多くも城主殿から大儀であった、とのお言葉を賜りかたじけのうござりまする。備中高梁駅から路線バスを利用しての登山、備中松山城は標高430メートルにあるのでかなりしんどいです(笑)