B2に所属する越谷アルファーズは、越谷市立総合体育館をホームアリーナにしていますが、シーズンに数試合は、他の市町村の会場で、ホームゲームを開催することがあります。
2022-2023シーズンは、埼玉県北部の深谷市にあるビッグタートルで試合を開催しました。
過去、深谷市では、さいたまブロンコスの試合が開催されたことはありましたが、越谷アルファーズの主催試合は初めてになります。
埼玉県に住んでいる方は、土地勘があるので、おわかりかと思いますが、埼玉県北の熊谷、深谷、本庄市エリアは、電車を使う場合、高崎線しかなく、高崎線沿線の市町村であれば、公共の交通機関でアクセスができるので、多少、身近に感じる存在になれますが、埼玉県北で車を使えない人にとっては、越谷や所沢などは、同じ県内でも、東京に行くのより、遠い存在になってしまうことがあり、なかなかそのチームに肩入れをして応援するのが、難しい位置関係でもあります。
開催にあたり、越谷アルファーズは、市内の小中学生と保護者を無料招待するなど、たくさんの労力を割かれたと思われます。
ビッグタートルは施設として立派な部類に入りますが、イベント用の施設ではないので、スポーツを見るというところだけであれば、十分ですが、プロスポーツのエンターテインメント性までは出すことができない会場だと思われますので、主催する側は、様々なアイディアを出さないといけない会場になります。
この日はふっかちゃんなどが試合の合間に登場するなどしていました。
会場内は満員ではなかったものの駐車場は満車のため、基本的には、これが集客の限度
今後、プロバスケットボールチームなどがビッグタートルで試合を行うにあたりチームが考えるべきはこの会場におけるチケットの座席のランクです。
基本的には、体育館になるので、イベント用の座席ではないため、コートに近い1階席部分に関しては、仮設のベンチシートのような1席、1席独立していないものが置かれます。
この日の試合もこの仮設のベンチシートが1階席という形で販売されていましたが、「近くで見てもらうため」ということなのはわかります。
しかし、試合は2時間ぐらいの枠で行われる中、ベンチシートの場合は、背もたれもありません。これは実際見るファンにとっては少し負担になる可能性があります。
この日の試合では、小中学生用の招待券は、上の常設の座席のエリアでした。
ここを2階自由席と設定していたのですが、この会場に関しては、1席、1席の座席のほうのランクを高くし、招待席、自由席を1階席にすることで、上の値段の高い座席を持っている人は、上で見ても、下の自由席で見てもよいようにする形にすれば、小中学生は近くで見ることもでき、かつ、上(2階)の座席を持っている人の中でも下の方で見たいということであれば、下に来れるので、コート近くにより多くのファンを集めることができるのかな、とも思いました。
各会場により設備が異なると思いますが、各チームの地方開催によりその地域にファンを作れるような素晴らしいイベントになることを願います。