溜席は土俵に最も近い座布団敷の席です。土俵上の熱戦により砂が飛んでくることがあることから、通称『砂かぶり席』とも呼ばれています。両国国技館の場合は土俵四方に6列・約500席あり、そのうち前列側(緑の座布団)の約300席は維持員席とされ、維持員本人もしくは維持員から直接チケットを譲り受けた代理人に限って着席できるルールとなっています。後列側(赤い座布団)の席が一般販売対象席で大相撲公式ファンクラブ会員による抽選販売で当選すると購入出来る仕組みのようです。
土俵から6列目までの座布団敷の座席
緑の座布団が維持員席、赤い座布団が一般購入が可能な席
維持員制度とは
相撲協会の事業全般を後援する事を目的に与えられる制度となります。具体的には協会に対する維持費の納入(寄付)、本場所において力士の技能審査をする立会などとなります。維持員には、普通維持員、特別維持員、団体維持員の3種類があります。維持員が観戦する席は土俵下のたまり席で東京、名古屋地区は300席、大阪地区305席、福岡地区は250席あります。申込要件はいくつかありますが維持費として3年分を一括納入する必要があります。その金額は令和六年夏場所時点で東京地区は405万円(1年3場所: 135万円×3年間)、大阪、名古屋、福岡地区は112.5万(1年1場所: 37.5万円×3年間)となります。
禁止事項が多く飲食・写真撮影・通話などが禁止になっています。
座席は若干程度の段差があります
チケット価格は2万円になります