両国国技館は、JR総武線『両国駅』から徒歩1分の立地にあり、近くを隅田川が流れる東京都墨田区に1985年に完成した日本相撲協会が所有する相撲興行専用施設です。緑の銅版葺きの大屋根が印象的な外観で地上3階、地下3階の構造になっていて約1万人を収容します。大相撲は年6場所あり両国国技館で開催されるのは、1月場所、5月場所、9月場所になります。この施設は多目的アリーナとしても使用されプロレス、ボクシングなどの格闘技も開催されています。また過去にはバレーボール、卓球Tリーグ、読売ジャイアンツファン感謝デーが開催されました。スポーツ以外では国内外アーティストのライブ、クラッシックコンサート、24時間テレビのメイン会場にもなっています。
大相撲の開催
場所 | 会場 | 都市 | 期間 |
1月場所 | 両国国技館 | 東京 | 1月の第一、または第二日曜日が初日。15日間の開催。 |
3月場所 | エディオンアリーナ | 大阪 | 3月の第二、または第三日曜日が初日。15日間の開催。 |
5月場所 | 両国国技館 | 東京 | 5月の第一、または第二日曜日が初日。15日間の開催。 |
7月場所 | ドルフィンズアリーナ | 名古屋 | 7月の第一、または第二日曜日が初日。15日間の開催。 |
9月場所 | 両国国技館 | 東京 | 9月の第一、または第二日曜日が初日。15日間の開催。 |
11月場所 | 福岡国際センター | 福岡 | 11月の第一、または第二日曜日が初日。15日間の開催。 |
アクセス情報
最寄り駅 (鉄道)
・JR総武線『両国駅』から徒歩1分
・都営地下鉄大江戸線『両国駅』から徒歩5分
駐車場
ありません
会場情報
所在地:東京都墨田区横網1-3-28
オープン:1984年11月
入口正面に優勝賜杯や盾などの展示ギャラリーがあります
座席数
収容人数:10,500人
(1階席 : 約6000席・2階席 : 約4500席)
座席情報(大相撲開催時)
1階席は、マス席という4人用の座席が中心で東西南北にそれぞれ15列あります。またマス席の前にはタマリ席と呼ばれる座布団がひかれた席が6列、マス席後ろにはボックス席と呼ばれるテーブルにイスが設置された半個室があります。2階席はイス席で東西南北にそれぞれ14列あります。
座席の向き
土俵を中心に座席は正面、向正面、東側、西側の4つの方向があります。それぞれの角度によって見え方は違いますが、チケットは正面が人気で向正面がついで
東側又は西側の順になります。
正面
行司が正面に見え横綱土俵入りなども正面を向いて行われます
向正面
行司が後ろ向きに見えるテレビ中継の角度になります
東側・西側
どちらかの立ち会いが正面でみれます
タマリ席
土俵に最も近い座布団敷きの一般購入が難しい特別席です。土俵で行われる取り組みの緊張感を肌で感じる事が出来、角度によってはテレビに映りこみ事もあります。非常に近くて魅力的な空間ですが、近いゆえ、禁止事項が多く飲食・写真撮影・通話などが禁止になっています。チケット価格は2万円です。
マス席
マス席は日本特有の座席で130cm×130cmの空間に4人が座って観戦するのが基本スタイルです。現在は種類も増え1人マス、2人マス、3人マス、4人マス、5人マス、6人マスがあります。また1列目~4列目までを『マスS席』、5列目~8列目までを『マスA席』、9列目~12列目までを『マスB席』、13列目~15列目までを『マスC席』として販売されています。マス席の料金は1マスごとになりますので、4人マス購入の場合は4人分の料金がチケット価格となり1席単位のバラ売りはありません。したがいまして4人マスを2人で利用する事も可能です。なおマス席は飲食・写真撮影などは可能になっています。
マスは昭和初期頃の一般成人体格を基準にしていますので場合によってはかなり狭く感じる事もあります。
席種
マス席は土俵からの近さによって4つのカテゴリーになっています
マスS席 : 1列目~4列目
チケット価格 (4人マスの場合)
平日 : 56,000円 (14,000×4人分)
土日 : 60,000円 (15,000×4人分)
マスA席 : 5列目~8列目
チケット価格 (4人マスの場合)
平日 : 48,000円 (12,000×4人分)
土日 : 52,000円 (13,000×4人分)
マスB席 : 9列目~12列目
チケット価格 (4人マスの場合)
平日 : 40,000円 (10,000×4人分)
土日 : 42,000円 (10,500×4人分)
マスC席 : 13列目~15列目
チケット価格 (4人マスの場合)
平日 : 34,000円 (8,500×4人分)
土日 : 38,000円 (9,500×4人分)
1人マス
土俵角から延びる通路の端に出来る三角州のような空間にあります
2人マス
土俵角から延びる通路の端に出来る三角州のような空間になります
特別限定2人マス
正面を除く向・東・西15列目限定でここは4人マスの広さで2人マス価格で購入出来ます
3人マス
土俵角から延びる通路の端に出来る三角州のような空間になります
4人マス
マス席基本サイズの130cm×130cmでマス席全体の大半がこの座席になります
6人マス
マスA席8列目のみにあります
ボックス席
1階マス席(正面以外)後ろにあるテーブルにイスが設置された半個室のようなボックス席。1階席唯一のイス席で人気があります
4人用(4名1室 : 60,000円)
両端の1番と10番が4人用となります
5人用(5名1室 : 75,000円)
大相撲プレミアムシート
イス席
イス席は2階に14列あります。こちらも土俵から近い1列目~3列目までを『イスS席』、4列目~6列目までを『イスA席』、7列目~11列目までを『マスC席』、12列目・13列目を『イスC席』、14列目を『イスD席』として販売されています。
2階席はすり鉢状になっていて観やすい反面、階段の角度が急ですので座席選びの際は注意が必要です。なおイス席も飲食・写真撮影などは可能になっています。
席種
イス席も土俵からの近さによって5つのカテゴリーになっています
イスS席 : 1列目~3列目
チケット価格
平日 : 9,000円
土日 : 9,500円
イスA席 : 4列目~6列目
チケット価格
平日 : 8,000円
土日 : 8,500円
イスB席 : 7列目~11列目
チケット価格
平日 : 5,000円
土日 : 5,500円
イスC席 : 12列目・13列目
チケット価格
平日 : 3,500円
土日 : 4,000円
イスD席 : 14列目
チケット価格
大人 : 2,500円
子供 : 500円
イスS席(1列目~3列目)
座席幅48cmで座面はソフト使用になっています。ドリンクホルダー付折りたたみテーブルがついています。
イスA席(4列目~6列目)
S席と同じ仕様で座席幅48cmで座面はソフト使用になっています。ドリンクホルダー付折りたたみテーブルがついています。
イスB席(7列目~11列目)
座席幅44cmで座面はソフト使用になっています。ドリンクホルダーや折りたたみテーブルはありません
イスC席(12列目・13列目)
座席幅42cmで座面は若干ソフト程度になっています。ドリンクホルダーや折りたたみテー正面正面す。
電光掲示板
東側と西側の2階席前の壁面にあります
東側と西側の真ん中あたりだと隠れてみえません
力士の入場を見る
大相撲は、午前中の早い時間から始まります。番付が上の力士は、取り組みが近づいてくると、国技館に到着します。そのため、館内で十両の取り組みなどを観戦している間に、幕の内の取り組みが組まれている力士が国技館に入って行きます。
力士は一般的に両国国技館の南口から入って、歩いてきますので、会場の「西」側から外のエリアに行くと、ちょうど力士の歩いてくる道になり、幕の内の力士が間近で見ることができます。
東京都の交通・観光・食べ物を知る
旅行の前に、東京の基本情報をまとめておりますので、ご参考にご利用ください。
(1)足立区・荒川区・江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区・台東区エリアの交通
会場をまとめるためにエリア分けをしているものの、東京23区に関しては、どのエリアからでもそれほどアクセスが悪くはありません。
基本的には山手線がある程度のエリアを網羅しており、真ん中は、中央線、総武線が走ります。
細かく回るのであれば地下鉄もありますので、移動する際にスマートフォンなどで乗り換え案内を見ながらアクセスされるのが良いかと思います。
(2)足立区・荒川区・江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区・台東区エリアのホテル
足立区・荒川区・江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区・台東区エリアのホテルをピックアップしております。
このエリアは、台東区浅草、上野エリアにドミトリーを中心としたバックパッカーズの宿泊が比較的多めにあります。
(3)足立区・荒川区・江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区・台東区エリアの観光
いくつも見どころがあり、何をするか、何を見たいかにもよりますが、台東区であれば、上野公園内に動物園や博物館などが固まっており、コンパクトにいろいろ回りやすくなります。上野駅からはスカイツリー方面へのバスも出ていますし、銀座線で浅草へも行きやすくなります。
一番良いのは、混雑していた場合、または天気が悪かった場合などのセカンドプランを持てることです。観戦とセットで観光を考えた場合、混雑などにより思うように回れない、また当日、雨で外を回るのが難しいということはあり得ます。
そのため、混雑していた場合に行ける他の場所などをピックアップしておけば、観戦前の時間のない中でもスムーズに回れることができます。
(4)足立区・荒川区・江戸川区・葛飾区・江東区・墨田区・台東区エリアで食べる
東京ですので、どこに行ってもお店があります。
後は、何を食べたいか、どこで食べるかになります。
いくつかのお店はピックアップいたしますが、東京の場合は、カバーしきれないので、ご自身でもインターネットでお探しされることをお勧めいたします。
観光と同様に人気店は並ぶことがあります。
そのため、時間がない中で人気店に行こうと思うと、食べれないこともあるかもしれませんので、事前にいくつかお店をピックアップしておくことをお勧めいたします。