葛飾北斎は江戸時代後期に活躍した浮世絵師です。浮世絵とは、庶民の生活を描いた絵のことです。
役者や美しい人が描かれることで、人気があがっていきました。
浮世絵の代表作が、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」になります。
いろいろな場所から見える富士山を描いた「富嶽三十六景」の一つで、波と富士山が描かれた、浮世絵、そして日本美術の代表作品として知られています。
葛飾北斎といえば、東京すみだ北斎美術館が有名ですが、北斎が最晩年を過ごした長野県小布施町にも北斎のミュージアムがあります。
長野県小布施町は、自然豊かな栗の里として有名です。葛飾北斎が80歳を超えてから創作活動を行った地となり、祭りの山車の天井絵「龍」と「鳳凰」や「男浪」、「女浪」を描き上げました。
葛飾北斎が長野県小布施町を初めて訪れたのは、83歳のときのことでした。なぜ、北斎が江戸から長野へ行ったのかは、様々な説があります。
例えば、天保の改革によって贅沢を禁止され、江戸での創作活動が難しくなったため、長野を訪れたなどの説があります。
北斎は、この小布施町で、お金持ちだった髙井鴻山(たかいこうざん)を訪ねました。北斎が小布施町に滞在していたときに描いたとされるこれらの作品は〝小布施もの〟と呼ばれています。
基本情報
信州小布施 北斎館
所在地:〒381-0201 長野県上高井郡小布施町小布施485
電話: 026-247-5206
営業時間:午前9時から午後5時
入館料 大人1000円 高校生500円 小中学生 300円 小学生未満 無料