秘境駅の一つとされる特牛駅は1928年(昭和3年)に開業しました。「特牛」と書いて「こっとい」と読む、難読駅名としても有名です。1971年からは無人駅となり、2019年度の統計では1日の平均乗車人数は10人となっています。駅舎内の待合室には2005年に公開された映画「四日間の奇蹟」の撮影風景の写真などが展示されていますし、角島にある「角島灯台」や「つのしま自然館」など映画好きにはたまらないロケ地めぐりの出発地点といえますね。
基本情報
所在地 〒759-5331 山口県下関市豊北町大字神田字大場ヶ迫264-2
営業時間 24時間
定休日 年中無休
料金 無料
アクセス
「特牛駅」は山陰本線の阿川駅と滝部駅の間にあり、角島大橋への玄関口となっています。JR下関駅からの所要時間は約1時間30分、料金は860円となります。また、土曜日と休日には観光列車の「〇〇のはなし」が停車します。「〇〇のはなし」の時刻表、料金の詳細についてはJRおでかけネットの公式サイトでご確認ください。
路線バス 「特牛駅」からはブルーライン交通のバスが出ていますので、角島大橋や角島灯台を訪れるのに便利です。
特牛駅
ついに来ました!超・難読駅名として有名な「特牛駅」。同じ電車から降りた人、占めて5人。噂には聞けど、まさしく秘境駅です。駅らしいものといえば?かつては駅員さんが改札パンチされてた木製の改札口くらい。「パチン、パチン!」と鋏の音が聞こえてくるようです(笑)周囲には何もありません。売店や自販機もなし。それでいて、ふと気になったのはポツンとある郵便ポストと電話ボックス「今日はいったい何通、投函されたんだろうか?」毎日、回収に来るんだろうか???この公衆電話、映画の撮影で使われたセットの名残?これはお昼の話。さて、角島灯台から戻ってきた夜の「特牛駅」。一緒に電車を降りた4人はどうしたんだろう?人の気配まったくなし。明かりはポツ、ポツあります。でも・・・総じて暗い「ここであと50分も待つんか、しかも一人で・・・」そして、いつもの自問自答が始まりました「いったい此処で何してんだろう?」他にもっとやるべきことがあるんじゃないだろうか。午後6時31分、待ち焦がれた電車が来ます。真っ暗闇に浮かぶ二つのライトが異様です。もう、水木しげるの「冥界行!幽霊列車」が実在してるようでした。でもこれは決して怪談話ではありません!どうか信じてください、真面目な話ですから(笑)