下関の市民から「水門」の愛称で親しまれている下関漁港閘門は1936年(昭和11年)に設置されました。本土と彦島を隔てる小門海峡では日本海と瀬戸内海の水位差が最大1.2mにもなるため、閘門によって激しい潮流を抑制しています。水路の長さは76m、幅は8m、世界最小の「パナマ運河式閘門」としてギネス世界記録に認定されました。今も現役で活躍する下関漁港閘門は水産庁の「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも選出されています。
基本情報
所在地 〒750-0074 山口県下関市彦島本村町6丁目1−1
営業時間 24時間
定休日 無休
料金 無料
アクセス
「下関漁港閘門」はJR下関駅の約1.5キロ南にあります。下関駅の西口から山陽本線の線路沿いにある「風波クロスロード」を進むと分かりやすいと思います。山口ホンダ 中古車センターの前で右折し、そのまま道なりに行くと「下関漁港閘門」となります。また「風波クロスロード」を直進すると、関彦橋から遠景の「下関漁港閘門」を見ることもできます。下関駅から徒歩で約20分となります。
下関漁港閘門
「下関漁港閘門」の車が通れる水門橋は運河の上に架かっており、日本ではここだけと言います。時は朝の9時すぎで、ちょうど車道は封鎖されている時間帯でした(笑)水門橋は最上部に上がってるので通れません。でも歩行者は大丈夫!専用の通路がありますから。しかも遮断機と警報機まで設置されています。たぶん船舶が通る頃に歩行者専用の通路も上昇するんでしょうね。では「そもそも閘門の仕組みはどうなってんの?」ご親切にも近くにイラストつきの図解がありました。先ずは2つの水門に囲まれた空間の閘室に船などを入れて閉門する。そこで排水したり注水して目的地側の水位に合わせる。「なるほど、水で船を上げたり下げたりするわけか」とても分かりやすい説明、感謝します。もし勝手な望みを許されるなら、実際に船舶が通るところを見たかった。したら、もっと閘門への理解も深まったかもしれません。世界一小さいというパナマ運河式の閘門をまさか下関で見れるとは!本家本元の世界一大きい「パナマ運河」にも行ったことがあるので感慨深くなりました(笑)