マス席(相撲)

大相撲の歴史は古く興行としての相撲が組織化されたのは江戸時代の始め頃(17世紀)頃とされています。
年6場所制となったのは1958年からで1場所15日間興行が定着したのは1949年夏場所からになります。
現在は1月(初場所)、5月(夏場所)、9月(秋場所)を東京・両国国技館で行っています。
また3月(春場所)が大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)、7月(名古屋場所)は2025年よりIGアリーナ(愛知国際アリーナ)、11月(九州場所)が福岡国際センターで行われています。


両国国技館以外のマス席は、各場所開催前に鉄パイプで組み上げる仮設席となっています。

ここ数年で観戦する座席も急速に多様化しさまざまなスタイルで楽しむ事が出来るようになりました。そ
の中で会場の大半を占める『マス席』は土俵の迫力を間近で体感できる人気の座席です。
ここではそのマス席について少しご紹介してみようと思います。


マス席は日本特有の座席で130cm×130cmの空間に4人が座って観戦するのが基本スタイルです。
現在は種類も1人マス、2人マス、3人マス、4人マス、5人マス、6人マスがあります。
両国国技館では1列目~4列目までを「マスS席」、5列目~8列目までを「マスA席」、9列目~12列目までを「マスB席」、13列目~15列目までを「マスC席」として販売されています。
マス席の料金は1マスごとになりますので、4人マス購入の場合は4人分の料金がチケット価格となり1席単位のバラ売りはありません。
したがいまして4人マスを2人で利用する事も可能です。
なおマス席は飲食・写真撮影などは可能になっています。

 マス席種類と価格(両国国技館開催時)

両国国技館の総座席数は約10,500席で、1階(マス席)部分は15列あり約6000人が収容できるさまざまなマス席が設置されています。

 席種とチケット価格

マス席は土俵からの近さによって4つのカテゴリーになっています

 マスS席 : 1列目~4列目  

チケット価格 (4人マスの場合)
平日 : 56,000円 (14,000円×4人分)
土日 : 60,000円 (15,000円×4人分)

 マスA席 : 5列目~8列目

チケット価格 (4人マスの場合)
平日 : 48,000円 (12,000円×4人分)
土日 : 52,000円 (13,000円×4人分)

 マスB席 : 9列目~12列目

チケット価格 (4人マスの場合)
平日 : 40,000円 (10,000円×4人分)
土日 : 42,000円 (10,500円×4人分)

 マスC席 : 13列目~15列目

チケット価格 (4人マスの場合)
平日 : 34,000円 (8,500円×4人分)
土日 : 38,000円 (9,500円×4人分)

 1人マス

土俵角から延びる通路の端に出来る三角州のような空間にあります。

 2人マス

土俵角から延びる通路の端に出来る三角州のような空間になります。

 特別限定2人マス

正面を除く向・東・西15列目限定でここは4人マスの広さで2人マス価格で購入出来ます。

 3人マス

土俵角から延びる通路の端に出来る三角州のような空間になります。

 4人マス

マス席基本サイズの130cm×130cmでマス席全体の大半がこの座席になります。

 6人マス

マスA席8列目のみにあります。

マス席の広さ

マスの130cm×130cmは昭和初期頃の一般成人体格を基準にしていて場合によってはかなり狭く感じる事もあります。

マス席の通路

マス席は3列目、5列目、7列目、9列目、11列目、13列目前に通路があります。長時間の観戦となりますのでトイレや買い物などに便利になるので座席選択が出来る際は購入条件のひとつにされるとよいかと思います

マス席の靴置き場

マス席は、靴を脱いで座ります。靴置き場は、座席の下に少し空間がありますので、ここにいれことができます。ブーツなどは縦では入れることはできません。またマス席自体、それほどスペースがないので、観戦の際は、極力、スニーカーのヒールの低いものや、ブーツ以外にするのがいいかと思います

マス席のお土産

よくテレビ中継で席のところに置いてある紙袋がお土産セットです。以前はマス席にお土産がセットになって販売されていましたが現在は別途購入となっています。ただしマス席は一般販売数は少なく特に前の方の見やすい席は相撲案内所を通じて購入するケースが多いです。以前は一見さんの購入は難しいとされてきましたが時代と共にその風潮を変わりつつあるようです

お土産セット内容・価格 (例)

相撲案内所

相撲案内所は大相撲観戦の入場券仲介、会場での接客や案内を行う店舗で東京に20軒、大阪に8軒、名古屋に2軒あります。かつてはお茶屋と呼ばれていました。

両国国技館の入口は通常の入場口の1本左側にあります

☞ 相撲案内所

到着するとまずはここに寄り係りの方が座席まで案内してくれます。お土産セットは場所を取るため、まずは食事するものを受け取り後程それ以外のものを持ってきてもらう事も出来ます。また好みを伝えるとアルコールやジュース、お茶などを席まで持ってきてくれます


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