2023年5月に釧路に誕生した北海道ワイルズ。このワイルズの誕生は、ひがし北海道クレインズの給与未払い問題から端を発しています。
クレインズの選手全員が離脱となり、その受け皿となったワイルズですが、2023-2024シーズンのアジアリーグの加盟は認めらませんでした。
アジアリーグは、ひがし北海道クレインズの出場停止という処分になり、現存の日本4チーム、韓国1チームで開幕したため、もともとクレインズとの対戦日に空きが出る事態になりました。
アジアリーグに加盟しているチームの中で横浜GRITSはいち早く、交流戦の開催をアナウンス。
9月の新横浜で2連戦が開催され、今回は10月の釧路開催になります。
2023年10月21日(土) 北海道ワイルズ対横浜GRITS 15時開始 釧路アイスアリーナ
2023年10月22日(日) 北海道ワイルズ対横浜GRITS 13時30分開始 釧路アイスアリーナ
釧路アイスアリーナは、2度目なのですが、最初のときは、イベントがなく会場の外観をみるだけで終わってしまいました。
そのため、今回が実質、初のアリーナの中になります。
まず、「え?」と驚くのは、ベンチ側にクリア板がないという点です。
クリア板がないので、ベンチ裏からはそのままリンクが見えるというなんとも贅沢な作りになっています。
また、しっかりした高さがあるので、選手への近さと見やすさとのバランスが絶妙です。
このアリーナの基本的な構造として一番前の列はスペースが広いため、この作りはちょっと興奮します。
そのため、パックが飛んでくる可能性があります。
野球場でもファールボールは飛んでくる可能性はありますし、スポーツ観戦とはそういうものという理解の中で、何より集中して観戦するべきエリアになります。
NHLでも体験できないようなビュー(近い位置でもクリア板越しではない選手・プレーが見える)があるアリーナですので、このようなこのアリーナだけの魅力というのを大いに活かしてもらいたいですね。
釧路アイスアリーナに関しては、このベンチ裏の座席の興奮がハイライトとなってしまいましたが、釧路開催の交流戦は、2日間とも事前申込制の無料イベントでの開催になりました。
カテゴリー別自由席ということで、開門前からファンの列もでき、アリーナの半分ぐらいはファンが入っていました。
開門前には選手がハイタッチ会を実施。
インターバル間のコンコースでは、シュート体験ゾーンのようなものがあり、おそらく地元の子どもだと思いますが、結構集まってわいわい楽しそうでした。
10月21日 北海道ワイルズ 3-0 横浜GRITS
10月22日 北海道ワイルズ 3-3 横浜GRITS