第5回のWBC(ワールドベースボールクラシック)の開催が決まり、日本代表は、3度目の優勝を目指し、まずは東京で行われるファーストラウンドに臨みます。準々決勝ラウンドを勝てば、アメリカのフロリダ州マイアミで開催されるベスト4への進出となります。
日本代表がマイアミまで行くには、韓国、オーストラリア、中国、チェコのファーストラウンド(3月9日から13日)で上位2チームに入り、準々決勝ラウンドに進み、その準々決勝ラウンドで上位2チームに入らないといけません。
ファーストラウンドは日本は、Pool Bとなり、準々決勝ラウンドで対戦するPool Aは、台湾、オランダ、キューバ、イタリア、パナマとなります。
ファーストラウンドの基本情報
日本が入るプールBの試合は、すべての試合が東京ドームで開催されます。
球場名:東京ドーム
所在地:東京都文京区後楽1-3-61
収容人数:47,000人
内野・外野…人工芝
ダグアウト:1塁側が日本代表/3塁側が対戦チーム
オープン:1988年3月18日
ファーストラウンドは総当たりになります。既に日程は以下のように発表されております。
3月9日(木) 12:00 オーストラリア対韓国
3月9日(木) 19:00 中国対日本
3月10日(金) 12:00 チェコ対中国
3月10日(金) 19:00 韓国対日本
3月11日(土) 12:00 中国対オーストラリア
3月11日(土) 19:00 チェコ対日本
3月12日(日) 12:00 チェコ対韓国
3月12日(日) 19:00 日本対オーストラリア
3月13日(月) 12:00 オーストラリア対チェコ
3月13日(月) 19:00 韓国対中国
準々決勝ラウンドの基本情報
準々決勝ラウンドは、一発勝負になります。
日本代表は、プールBで1位か2位になると準々決勝ラウンドへ進出します。
プールAの2チームが東京に来て、準々決勝ラウンドは東京ドームで行われます。
球場名:東京ドーム
所在地:東京都文京区後楽1-3-61
収容人数:47,000人
内野・外野…人工芝
ダグアウト:1塁側が日本代表/3塁側が対戦チーム
オープン:1988年3月18日
3月15日(水)
3月16日(木)
*日本代表がファーストラウンドを勝ち抜けた場合、順位に関わらず、試合は3月16日になります。対戦カードは、Pool A 1位対Pool B 2位、Pool B 1位対 Pool A 2位の組み合わせです。
勝者が、マイアミでの決勝ラウンドへ進みます。
東京ドーム周辺情報
WBCの開催期間中は、首都圏以外からも応援にくるファンの方も多くいらっしゃると思います。ここでは初めて東京ドームで観戦を予定されている方へのちょっとした東京ドーム周辺情報をご案内いたします。
東京ドーム周辺の見どころ
ファーストラウンドの日本戦は、3月10日、11日、12日となり、日本戦のみ観戦するのであれば、夜になるので、昼間は時間があります。
折角ならどこか観光でも、というちょっとした観光編です。
東京ドームの観戦に便利なホテル
首都圏以外からWBCの日本戦の観戦に来る場合、試合開始時間が午後7時ですので、日帰りでの観戦は難しいと思われます。
たくさんのファンが足を運ぶイベントの場合、東京ドームから徒歩圏内のホテルは予約を取るのが難しいと思いますが、東京ドームはアクセスの便が良いので、周辺に選択肢がかなりあります。
東京ドームへのアクセス
東京ドームは、JR総武線の水道橋駅、都営三田線の水道橋駅、東京メトロの丸の内線、南北線の後楽園駅が最寄りの駅になります。
東京ドーム周辺の食事
東京ドーム周辺では、少し高めの東京ドームホテル内のレストランから気軽に食べることのできるサイゼリヤ、日高屋まで選択肢があります。
WBCの歴史
まずは、簡単にWBCの歴史を日本代表を中心に振り返ってみたいと思います。
第一回大会(2006年)
第一回大会は、2006年に開催されました。第1ラウンドは、東京ドームで開催され、日本、韓国、中国、チャイニーズタイペイの4チームで上位2チームとなった韓国(1位)と日本(2位)がアナハイムで行われる第2ラウンドへ進みました。
日本対中国(18対2日本の勝利)
日本対チャイニーズタイペイ(14対3日本の勝利)
日本対韓国(2対3韓国の勝利)
第2ラウンドは、日本、韓国、アメリカ、メキシコという組みわせになり、上位2チームがサンディエゴで開催される準決勝、決勝ラウンドへと進むという仕組みでした。第2ラウンドは、アメリカに有利な判定が多く、同組のアメリカに敗れた日本のサンディエゴ行は絶望かと思われましたが、最終戦でメキシコがアメリカに勝ち、失点率で日本がアメリカを上回り日本の準決勝行きが決まり、その後のサンディエゴでの日本代表は韓国、キューバを撃破し、初代王者に就きました。MVPは松坂大輔投手が獲得しました。
第2回大会(2009年)
第二回大会は、2009年に開催されました。第二回も第1ラウンドが東京ドームで開催されました。参加国は、日本、韓国、中国、チャイニーズタイペイの4チームと同じでしたが、2006年とは異なり、ダブルイリミネーション方式で行われ、日本は、1回戦で中国に勝利、勝てば2次ラウンド決定の韓国戦も勝利し、早々とアメリカ行きを決めました。
日本対中国(4対0日本の勝利)
日本対韓国(14対2日本の勝利/2次ラウンド確定)
日本対韓国(0対1韓国の勝利/1位決定戦)
第2ラウンド以降はアメリカで開催という方式となり、第1ラウンドを勝ち上がった日本は第2ラウンドの地、サンディエゴへ進みます。
このラウンドでは、韓国、キューバ、メキシコと同じ組になった日本は、韓国とともに準決勝に進みました。
準決勝はロサンゼルスのドジャースタジアムが舞台となり、相手はアメリカ。
そのアメリカに快勝した日本は、決勝で韓国に延長戦で勝利し見事2連覇を成し遂げました。MVPは、2大会連続で松坂大輔投手となりました。
第3回大会(2013年)
第三回大会は、2013年に開催されました。第三回大会の第1ラウンドは、福岡ドームで開催され、日本、キューバ、ブラジル、中国の4か国が参加しました。
上位2チーム(キューバ、日本)がセカンドラウンドに進む形になり、セカンドラウンドは東京ドームで開催されました。セカンドラウンド進出チームは、日本、キューバ、チャイニーズタイペイ、オランダの4か国となり、ファーストラウンドは、総当たり戦でしたが、セカンドラウンドはダブルイリミネーション方式で行われ、日本は、1回戦でチャイニーズタイペイに勝利、キューバに勝ったオランダと2回戦も勝利し、アメリカのサンフランシスコで開催される準決勝ラウンドを確定、1位決定戦でも再度、オランダに勝利し1位通過となりました。
しかし3連覇に向けて視界良好かと思われた準決勝のプエルトリコ戦は1対3で敗戦となりました。第3回大会は、ドミニカ共和国が優勝をし、ロビンソン・カノ選手がMVPとなりました。
第4回大会(2017年)
第四回大会は、2017年に開催されました。第四回大会の第1ラウンドは、東京ドームで開催され、日本、キューバ、オーストラリア、中国の4か国が参加しました。
上位2チーム(日本、キューバ)がセカンドラウンドに進む形になり、セカンドラウンドも東京ドームで開催されました。セカンドラウンド進出チームは、日本、キューバ、イスラエル、オランダの4か国となり、ファーストラウンド、セカンドラウンドともに、総当たり戦で開催されました。
日本は、初戦のオランダに勝利、続く、キューバ、イスラエルとの試合にも勝ち3連勝の1位で準決勝ラウンドへ進みました。
準決勝の地はロサンゼルスのドジャースタジアム。
相手は、地元アメリカとなりました。試合は1対1のまま終盤へ。しかし8回アメリカが勝ち越しをし、このまま試合終了。
日本に勝利したアメリカは決勝でプエルトリコを破り、初優勝を飾りました。
マーカス・ストローマン投手(現シカゴ・カブス)がMVPとなりました。