戦艦大和は第二次世界大戦中、軍港の呉で建造されました。史上最大級の主砲46cm砲を搭載し全てが桁違いの戦艦大和は大日本帝国海軍にとって劣勢挽回への切り札でした。しかしその期待も空しく1945年(昭和20年)4月7日、アメリカ軍機の猛爆撃によって無念の沈没。戦艦大和は鹿児島県の坊ノ岬沖に眠っていますが、大和ミュージアムでは10分の1という大きさで甦っています。館内には遺品や遺書などの他、零式艦上戦闘機「62型」や人間魚雷「回天」、特殊潜行艇「海龍」など、貴重な実物も展示されています。
基本情報
大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
所在地 〒737-0029 広島県呉市宝町5−20
営業時間 午前9時から午後6時
定休日 火曜日(祝日の場合は翌日が休館になります)
料金 大人 500円 高校生 300円 小・中学生 200円
アクセス
大和ミュージアムはJR広島駅から快速で約32分の呉市にあります。JR呉駅からは改札を出て右の出口に向かうと大和ミュージアムまでつながる屋根付きの歩道橋があり、徒歩約5分となります。
また、電車の他に広島港(宇品港)から呉港まで「スーパージェット」と「フェリー」も運航しています。スーパージェットの所要時間は約23分で料金は2,130円。フェリーの所要時間は約45分で料金は1,000円となります。呉港から大和ミュージアムまでは徒歩1分ほどとなります。所要時間、料金を比較すると電車のほうがお薦めですが、もし往復で同じ交通機関を利用するのはちょっと、という場合は往復のどちらかを電車、あるいはフェリーなどにするのもいいかもしれませんね。
大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
戦艦大和というと小学生の頃にプラモデルで作りましたねー。700分の1サイズだったかな、細かい舷側の対空機銃やマストなどを壊さないように苦労したものです(笑)実際の戦艦大和は超弩級戦艦で全長263mですから、大和ミュージアムの模型も半端じゃありません。10分の1にしても超弩級模型の26.3mなので、もうデカいです!でも、展示されている遺品や零式艦上戦闘機「62型」、人間魚雷「回天」、特殊潜行艇「海龍」などは紛れもなく本物。零戦のパイロットや人間魚雷の搭乗員も本当に生きていた人たちです。お父さん、お母さんもいました。兄弟姉妹もいたでしょう、妻や子供もいたかもしれません。そんな彼らが今を生きる人たちに何かを訴えているように思えてなりません。