岩国・柳井の観光

岩国の観光スポットは錦帯橋の周辺に集まっています。岩国城へはロープウェイで簡単にアクセスできますし、「神様の使い」とも言われるシロヘビを見ることもできます。また、秘境駅の「清流みはらし駅」を訪れる清流みはらし列車では、ちょっとした鉄道の旅を楽しむこともできます。

錦帯橋

錦帯橋は日本三名橋の一つとされ、1950年(昭和25年)名勝に指定されています。とりわけ世界的にも珍しいのは、釘が1本も打たれていないという美しい5連の木造アーチです。毎年4月29日(昭和の日)には吉川藩の参勤交代を再現した大名行列「錦帯橋まつり」も盛大に開催されています。また、鮎漁が解禁となる夏の夜にはライトアップされた錦帯橋のたもとで、約380年前から続く昔ながらの鵜飼を見ることもできます。

所在地 〒741-0062 山口県岩国市岩国1丁目
営業時間 午前8時から午後5時(夏期は午後7時までとなります)
入橋自体は、24時間可能です。夜10時以降は、消灯しています。
夜間は夜間料金箱に料金を入れて渡ります。
料金 大人310円/小学生150円
ロケーション 錦帯橋はJR岩国駅から約5キロとなり、いわくにバスの利用が便利です。改札の左側にあるバス停1番のりばから乗車して「錦帯橋バスセンター」で下車、バス停からは錦帯橋が見えますので迷うことはないと思います。バスの所要時間は15~20分となり、料金は大人300円、子供150円となります。
コメント 
この巨大な橋で釘が一本も使われてないという錦帯橋。それにしても橋を渡るのは大変でした。橋の盛り上がりが急なので文字通り「石橋を叩いて渡る」ような危うさ。どちらかといば、下るほうが怖いです(笑)渡ってるとやがて今にも倒れそうなほどに傾いた松の木が現れます。「槍倒し松」と書いて、「やりこかしまつ」と読みます。かつて参勤交代の折に諸国の大名行列が城下を通るときは、槍を倒して通るという礼儀がありました。あろうことか、それを無視する大藩に岩国の武士は憤慨「槍を倒さぬ者、たとえ大藩であろうとも通しはせぬ!」それでも強引に通るので、ふん、これでも通れるもんなら通ってみるがいい!といわんばかりに、わざと松の木を傾けて橋の袂に植えたそうです。負けず嫌いで有名な岩国武士の矜持を窺い知れるようですね。また、佐々木小次郎が好きな人なら河原に降りてみるのもいいでしょう。つばめ相手に秘剣「つばめ返し」を編み出したといわれ、「巌流ゆかりの柳」が植えられています。

岩国城

1608年 (慶長13年) 吉川広家によって城山の山頂に築城されましたが、幕府の一国一城令により築城から7年後の1615年 (元和元年) に取り壊されました。1962年 (昭和37年)に復元された天守閣には武具や甲冑などが展示されています。また、錦帯橋からよく見えるようにするため、旧本丸の南50mに再建。2006年には日本100名城に選定されています。

所在地 〒741-0081 山口県岩国市横山3丁目
営業時間 午前9時から午後4時45分
定休日 年中無休(岩国城ロープウエイ点検日は休館)
天守閣入城料金 大人(中学生以上) 270円 / 小学生 120
*錦帯橋、岩国城ロープウエイ、岩国城の3つを回る場合は、セットで大人970円(小人460円)になります。
ロケーション 岩国城は城山の山頂にあり、岩国城ロープウエイを利用すると便利です。錦帯橋から徒歩10分弱の岩国城ロープウエイ「山麓駅」で乗車し「頂上駅」で下車。山頂駅から岩国城まで徒歩10分ほどです。岩国城ロープウエイの所要時間は約3分で、料金は片道大人330円、小人150円(往復大人560円、小人260円)となります。また、山麓からは舗装された「城山登山道」で登ることもできます。六角亭付近からロープウエイ山頂駅まで約1.5キロ、所要時間は約30分です。
コメント 
ロープウェイの山頂駅を出ると最初の案内板があります「岩国城まで約300m 徒歩8分」そして二股の分かれ道で次の案内板「左は平坦路、右は階段あり」同じ道を単純往復するのは詰まらないので、先ずは階段ありのほうにしました。そして3つ目の看板もご親切です「マムシに注意!」しかも木にぶら下がったマムシの可愛いイラストに吹き出しつきで「出ます。」ご丁寧にありがとうございます(笑)あとは道なりに進むと、そこはもう岩国城。天守閣からの眺望は素晴らしい。錦帯橋の架かる錦川は、恰もシロヘビがにょろにょろとしてるみたいに蛇行しておりました(笑)

岩国シロヘビの館

赤いルビーの目を持つ岩国のシロヘビは、その神秘的な美しさから多くの人を魅了してやみません。岩国シロヘビの館では「神様の使い」として崇敬されるシロヘビを実際に見ることもできますし、脱皮したあとの抜け殻や骨格標本などたくさんの資料が展示されています。1972年(昭和47年)国の天然記念物に認定されています。

所在地 〒741-0081 山口県岩国市横山2丁目6−52
営業時間 午前9時から午後5時
定休日 年中無休(保守点検の臨時休業あり)
料金 大人(高校生以上)200円/こども(小、中学生)100円
ロケーション 岩国シロヘビの館は「吉香公園」の中にあり、岩国城ロープウエイ「山麓駅」のすぐ近くとなります。
コメント 
怖いもの見たさで来ました、岩国シロヘビの館へ!えっ、何が怖いって?そりゃ足もないのに、にょろにょろと進む異様さでしょう。しかも鎌首をもたげて舌をチロチロ出されちゃ、身もすくみます。自然に囲まれた田舎育ちなので、子供の頃から動物や昆虫に親しんできました。たくさんのホタルも飛んでましたし、トンボやカブトムシ、クワガタムシなど、夏の夜ともなれば田んぼでカエルの大合唱でした。でもヘビは別。まあ神出鬼没ですよね、ヘビは!畔道を歩いてりゃ踏みそうになるし、川で釣りをしてりゃ上流から流されてくるわ、しかもとぐろを巻いたまんまですから何をか言わんやだ。腰も抜かさんばかりの驚きに絶叫しても笑う人は誰もいないでしょう(笑)ときには我が物顔で家の中の階段をスルスル登ってたりもするし。ここだけの話、南米では鼾をかきながら居眠りしてた農夫の口に入り、窒息死させたという逸話もあります。呑気に口を開けて寝れもしませんよ、まったく。そう言えば、たまに車に轢かれてペシャンコになってましたが、またムクムクと膨らんで襲われんじゃないかと、できるだけ遠くなるように道の端っこを歩いたものです。うっかりしてました、今回は岩国のシロヘビについてでしたね。つい蛇足が多くなりました。いや、シロヘビと言ったって、ヘビにゃ変わりありません。「ルビーのような赤い目をしてるし、可愛いじゃないですか」いえいえ、どういたしまして。それはまた他の人の話です。ところがどっこい、神様の使いというだけあって意外に優雅であり、また実に美しい!「なんかヘビの概念が変わりそう・・・」いやはや身体が白くなるだけでこうも違うんですね。不思議なことに、シロヘビがヘビでないような気までしてきます。不覚にもうっとりしてしてると、いきなり現実に戻されました。舌がチロチロ出てるじゃないですか!餌を捕る準備運動の始まりか?「次の犠牲者は誰?」うわー、やっぱりシロヘビもヘビだ!もう、蛇に睨まれたカエルです。ところで、ヘビは脱皮を繰り返すことで成長すると言います。そろそろヘビのように脱皮する頃合いかもしれません。「嫌い嫌いも好きのうち」とも言うでしょ(笑)

剣豪佐々木小次郎の像

「祖先以来、岩国の住、姓は佐々木といい、名は小次郎と親からもらい、また 剣名を”巌流”とも呼ぶ人間は、かくいう私であるが・・・」佐々木小次郎の銅像が岩国にある由縁は吉川英治の小説「宮本武蔵」にあるようです。物干竿とも言われた長尺な太刀で、今にも秘剣「燕返し」を繰り出さんと構える佐々木小次郎!ファンのみならず、多くの観光客が訪れる人気の穴場スポットとなっています。

所在地 〒741-0081 山口県岩国市横山2丁目4
営業時間 24時間
定休日 年中無休
料金 無料
ロケーション 「剣豪佐々木小次郎の像」は錦帯橋から吉川資料館への途中にあります。先ずは錦帯橋を岩国城に向かって渡り、最初の交差点を右折します。そのまま道なりに進むと二股に「吉川資料館」の案内板ありますので、左の坂道を下っていくと銅像となります。
コメント 巌流島で宮本武蔵と決闘したことでも有名な佐々木小次郎。なかなかポーズが決まってますね。横には「剣豪佐々木小次郎の像」について碑文があります。「祖先以来、岩国の住、姓は佐々木といい、名は小次郎と親からもらい・・・」という一説が彫られてるんですが、いまいち読みにくくなってます。

清流みはらし列車

清流みはらし列車は「清流みはらし駅」を訪れる観光列車となっています。2019年3月にオープンした清流みはらし駅には改札口もなく、自動車や徒歩で行くことができません。そのため日本国内でも珍しい秘境駅のひとつとされています。眼下には美しい錦川が流れ、山側の流れ落ちる錦川みはらしの滝など、大自然を満喫できます。また、お弁当も美味しくて贅沢な鉄道の旅が楽しめます。

乗車区間 岩国駅から錦町駅(下り)、錦町駅から岩国駅(上り)
乗車時間 片道約1時間30分
時刻表 下り 午後12時30分ごろ岩国駅発、午後2時ごろ錦町駅着
    上り 午後2時19分錦町駅発、午後3時28分岩国駅着
のりば 岩国駅 0番線
催行日 2021年5月8日(土)、6月5日(土)、7月10日(土)、8月21日(土)、9月11日(土)
料金 大人(中学生以上)5,000円
   ※錦川清流線「岩国~錦町」間の往復運賃+昼食お弁当代含む
定員 各日30名まで(最小催行人員15名)※先着順
注意 清流みはらし列車にはトイレがないので、お手洗いは事前にJR岩国駅か、北河内駅での利用となります。
ロケーション 清流みはらし列車はJR岩国駅から錦川鉄道錦川清流線の錦町駅までの往復で、途中の停車駅は「清流みはらし駅」と「北河内駅」となります。なお、錦町駅から岩国駅の復路では「清流みはらし駅」には停車せず通過します。
コメント 
これは前代未聞でしょう(笑)駅なのに売店やトイレはもとより改札口もないんですから。車や歩いて行くこともできない「清流みはらし駅」を挟んであるものと言えば?錦川と山しかありません。さすがに泳いで渡る人もいないでしょう、まさに秘境駅!小雨が降ったり止んだりで霧が立ち込めてるし、もう秘境感の演出たっぷり。お弁当も美味しかったし、至れり尽くせりのお大尽さま気分でした(笑)

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