尾道の観光スポット
尾道ではいろいろな楽しみ方ができる街の一つです。
尾道を代表する観光スポットの千光寺へ行くことができるロープウェイでは空中散歩を楽しめますし、猫の細道や文学のこみちではのんびりと散策もできます。「瀬戸内しまなみ海道」の玄関口となる向島への渡船では、ちょっとした日本一短い船旅をすることもできます。陸からはもちろん、空や海からも尾道のいろいろな顔を楽しむことができます。
また、古寺めぐりをするも良し、映画の撮影ロケ地を歩くのも良し、尾道ラーメンなど名物グルメを食べるのも良し、ですね。
千光寺
大同元年(806年)の創建と伝えられる千光寺は、縁結びのお寺としても知られています。33年に一度開帳される秘仏「本尊千手観世音菩薩」を安置する本堂をはじめ、「カチカチ数珠」で有名な三十三観音堂や、岩を石で打つと鼓のように「ポンポン」と音を立てる摩訶不思議な鼓岩などもあります。また、お願いを書いて奉納するとお願いが叶うという「お願い地蔵」。このお地蔵さん、とても可愛いですよ。
所在地 〒722-0033 広島県尾道市東土堂町15−1
参拝時間 午前9時~午後5時
定休日 年中無休
参拝料 無料
ロケーション 千光寺は大宝山の中腹にあり、千光寺山ロープウェイの利用が便利です。尾道駅からおのみち本通り商店街を通って行くと、ロープウェイ山麓駅まで徒歩15分ほどとなります。山麓駅から山頂駅まで所要時間3分、料金は大人(中学生以上)片道320円・往復500円。小学生以下は片道160円・往復250円となります。山麓駅から千光寺まではひたすら上りなので徒歩だとかなりきつく、上りをロープウェイにして下山を徒歩にするのがお薦めです。
尾道駅から徒歩にした場合、千光寺までは約30分ほどとなります。
アクセスの詳細は千光寺の公式サイトでご確認ください。
コメント 尾道ラーメンを食べた後、千光寺へ行ってみることにしました。尾道の印象といえば坂の町、階段の町。そして千光寺があるのは標高144m。やっぱり人情としてもちろん上りはロープウェイ、下りは徒歩。誰も横着とは言わないでしょう(笑)千光寺道には猫の足跡のようなものがついておりました。その階段を上がれども上がれども、ロープウェイの乗り場に着きません。道を間違えてないという安心を得るため下山する人に聞いてみました、すると「ロープウェイへの道はもっと向こうですよ」「・・・」もう、あんぐりです。ロープウェイが視界に入らないのは建物のせいだと思っていたら、なんと違う道を上がっていたとは。道理で着かないはず、まだまだ修行が足りないようです。そこでせっかく千光寺まで来たのですから登らないわけにはいきません、かつて修行僧が登ったというくさり山に。左手で鎖を握り右手にはデジカメ、足を滑らせて落ちたらどうなるのか???まさに危険と隣り合わせの「石鎚山鎖修行」です。でも、石鎚蔵王権現の祠がある頂上からの眺めは素晴らしかった!百聞は一見に如かず、どんな絶景が見えるのかは?くさり山で修行してのお楽しみです(笑)
大山寺
大山寺は平安時代の初期に創建され、延久年間(1069~1074年)頃の中興と伝えられる古寺の一つとなります。境内には参拝した日のお願いに限って、その日じゅうに叶えてくれるという「日限地蔵」が祀られています。そのため、大山寺には受験や手術などの当日に多くの人が訪れるといいます。また、マスコット的な存在の愛くるしい「新・三猿像」も必見です!
所在地 〒722-0046 広島県尾道市長江1丁目11−11
参拝時間 午前9時~午後4時30分
定休日 年中無休
参拝料 無料
ロケーション 大山寺は千光寺山ロープウェイの山麓駅から徒歩10分弱ほどとなります。尾道駅から山麓駅の方面へ山陽本線の線路沿いを進み、交差点「長江口」で左折すると栗原長江線となります。やがて右上に映画「時をかける少女」に登場した大時計が見えてきますので、その次の、交差点からいうと2つ目の路地を右折して細い路地に入り、道なりに行くと映画「転校生」の舞台となった御袖天満宮の階段となります。大山寺へは、その階段手前を右折して坂道を上ると着きます。
コメント 日光東照宮の両目を手で隠し、両耳をふさぎ、口を覆って「見ざる、聞かざる、言わざる」のお猿さんは有名ですね。では、大山寺の三匹のお猿さんはというと?「見てご猿、聞いてご猿、言うてご猿」です。みなさん、世の中の正しいことを「よく見よう、よく言おう、よく聞こう」という願いが込められているそうです。そのお猿さんにお会いするため、きつい坂道を登って大山寺までお参りに「行ったでご猿!」
西國寺
伽藍の規模が西国一という意味を込めて命名された西國寺。
愛宕山の中腹に広がる境内の面積は1万7500平方メートルに及び、創建は天平年間の729~749年。仁王門から108段の階段を登ると、悠久の歴史を今に伝える数々の建築物などを見ることができます。至徳3年(1386年)に建立された金堂、永享元年(1429年)足利義教の寄進によって建立された三重塔は国の「重要文化財」に指定されています。慶安元年(1648年)建立の仁王門に吊るされている、2mの大草鞋も見逃せません。
所在地 〒722-0044 広島県尾道市西久保町29−27
参拝時間 午前8時~午後5時
定休日 年中無休
参拝料 無料
ロケーション 尾道駅から西國寺の仁王門までは1.7キロほど離れており、徒歩30分ほどとなります。尾道駅前からは、おのみちバスを利用して所要時間4分の「西国寺下」で下車すると仁王門まで徒歩5分ほどで、運賃は150円となります。
コメント 大山寺から訪れたため、西國寺へは正面からでなく境内の横手から入り金堂や三重塔を見て回りました。そして最後の写真を一枚と思い、仁王門を振り返ったときでした、それが現れたのは!「なんだっ、このデカい草履は・・・」吊るされた2つの巨大な草履は圧巻でした。それもそのはず、仁王さんのサイズに合わせた草履なら、そりゃデカい!仏敵を払うという仁王さんの逞しい足にあやかろうと「巨大ぞうり」が奉納されたそうです。今は健脚を願うスポーツ選手など、多くの人がお参りしているそうです。尾道に来たら真っ先に西國寺へ行くのがお薦めです!なぜなら、尾道はとにかく坂道や階段が多い。やっぱり仁王さんの逞しい足が必要です(笑)
白滝山・五百羅漢
因島にある標高226.9mの白滝山。その山頂には1827年(文政10年)柏原伝六と弟子たちの手によって彫られたという、約700体の五百羅漢が並んでいます!お地蔵さんの表情もいろいろで、その中には自分によく似た顔があるとも言われています。また展望台からは因島と向島を結ぶ因島大橋が見え、お地蔵さんの視線を追うとその先には美しい瀬戸内海が広がっています。
所在地 〒722-2102 広島県尾道市因島重井町
営業時間 24時間
定休日 入山自由
料金 無料
ロケーション 尾道から車を利用すると約30分で行くことができます。白滝山には八合目にある「白滝フラワーライン駐車場」と「表参道駐車場」の2ヶ所があります。白滝フラワーライン駐車場からのほうが距離も近く、山頂まで218m、徒歩10分ほどと便利です。
尾道駅前から因島土生港行のバスを利用した場合、最寄りのバス停は「因島北IC入口」となり、所用時間は約30分で運賃は720円。バス下車後は白滝山の登山口まで徒歩30分、さらに頂上まで25分ほどかかります。
また、尾道駅前桟橋の2番のりばから瀬戸内クルージングを利用すると約20分で因島重井東港に着きます。料金は650円、因島重井東港から山頂までは2.9キロあり徒歩で約50分ほどかかります。
コメント その日は雨でした!尾道駅前桟橋から乗船した「シトラス」号が因島重井東港に着いたのは午前9時35分。尾道への帰りは午前11時41分。大相撲ではよく制限時間いっぱい!というのをよく耳にしますね。因島重井東港から五百羅漢までの往復、制限時間いっぱい!まで126分しかありません。もちろん待ったなし!です。結論を先に言うと、帰りの「シトラス」号に間に合いました。でも「♪行きはよいよい、帰りは怖い怖い」とはよく言ったもので、来た道を戻るだけでいいにもかかわらず迷子になりました。もし間に合ってなかったら次の船は2時間待ちの午後1時35分、危ない危ない(笑)
それにしても山頂までずらっと並んだ五百羅漢は圧巻でした!しかも雨のせいか?霧に霞んだ因島大橋も幻想的で、もう秘境感たっぷりです!
福山の観光スポット
福山の主な観光スポットはバスで30分ほどの鞆の浦に集まっています。とりわけ坂本龍馬ゆかりの地が多いことでも知られています。「いろは丸事件」を今に伝える「いろは丸展示館」をはじめ、屋根裏部屋で発見された「隠れ部屋」や損害賠償の直談判をした「御舟宿いろは」ほか、「福禅寺の対潮楼」などがあり、坂本龍馬を肌で感じることができます。また、いろは丸を再現した「平成いろは丸」に乗船して仙酔島に渡ると、パワースポットの五色岩などもあります。
常夜灯
安政6年(1859年)港へ出入りする舟の安全を守るために建造され、今は鞆の浦の象徴となっています。その高さは5.5m、海中の基礎部分を含めると11mとなり、現存する江戸時代の常夜灯としては最も大きいと言われています。
所在地 〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆843−1
営業時間 常時
点灯時間 故障がなければ毎日
定休日 年中無休
料金 無料
ロケーション 常夜灯は福山駅から約14キロ南の鞆町にあります。福山駅の南口5番のりばからトモテツバスを利用すると便利です。終点の「鞆港」で下車するとバス停から常夜灯まで徒歩3分。バス停から海岸に出ると対岸に常夜灯が見えるので、迷うことはないと思います。バスの所要時間は33分で、運賃は550円となります。
コメント 鞆の浦といえば、やっぱり常夜灯でしょう。有名な観光地というだけあって凄かったです!何が凄いって?みなさん記念写真を撮るのに入れ代わり立ち代わり、それはもう必死ですからね。みんなが最高に良い写真を撮ってると思ったら、こっちも負けておれません!「できれば、誰も写真に入ってほしくないんだけどなぁ。ちょっとそこの人、どいてくれませんかね・・・」もちろん、どいてくれません。それでも何とか良い写真を一枚くらいはと、正面から撮り、あるいは近づいたり離れたり、試しに階段に降りたりもしました。対岸からの遠景や、俯瞰もどうかな?と、山の中腹にある医王寺の太子殿まで登ったりもしました。お昼とは違う雰囲気を出そうと、夕暮れまで粘りました。そして、はっきり分かったことが一つ!「どうやってもプロと同じような写真は撮れない・・・」同じ絶景を撮っても、それはプロが撮るから美しい写真になるのであって、凡人にはとても真似できません。あとは一枚くらい良い写真があるのを祈るばかりです。下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、とも言いますから(笑)
いろは丸展示館
慶応3年4月23日の深夜、大坂へ向かう蒸気船「いろは丸」と長崎へ向かう「明光丸」が瀬戸内海で衝突。全長42間の明光丸よりも小さい全長30間のいろは丸は大破し、積み荷もろとも沈没。坂本龍馬たちは明光丸に乗り移ることで九死に一生を得ました。いろは丸展示館では沈没の様子を再現した原寸70%のジオラマや、海底20mから引き揚げられたいろは丸の貴重な遺品などが展示され、2階には桝屋清右衛門宅の隠れ部屋で万国航法を手にした坂本龍馬が再現されています。
所在地 〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆843−1
営業時間 午前10時~午後5時
定休日 月・火・水・木・金曜日/12月28日~1月1日
料金 小学生以上 200円
ロケーション 福山駅の南口5番のりばからトモテツバスを利用すると便利です。終点の「鞆港」で下車するとバス停からいろは丸展示館まで徒歩3分。所要時間は33分で、運賃は550円となります。バス停からは対岸に見える常夜灯を目印にして行くと分かりやすいと思います。
コメント いろは丸の沈没で坂本龍馬が請求し、最終的に紀州藩から支払わせた賠償額は、なんと8万3526両198文にのぼるそうです。今の貨幣価値に換算して164億円!というのも龍馬、曰く「貴藩によって沈められた我らのいろは丸はミニエー銃400丁など銃火器3万5630両の他、金塊など4万7896両198文を積んでおったのだ。1万両でも安いぐらいだ!」ところが、海底で発見されたいろは丸を調査すると?どうしたことか、龍馬の主張した銃火器や金塊などの痕跡はこれっぽちも無かったそうです。果たして龍馬は敏腕な交渉人なのか、はたまた稀代の詐欺師なのか?真相やいかに(笑)
龍馬の隠れ部屋・桝屋清右衛門宅
鞆の浦には坂本龍馬が潜伏していたという、秘密の部屋が公開されています。鞆の浦に上陸すると「才谷梅太郎」の名前で廻船問屋の「桝屋」に滞在しました。坂本龍馬が泊まった部屋がそのまま保存されているのは「桝屋清右衛門宅」だけと言われ、なかでも壁は坂本龍馬が滞在したときのまま残されているそうです。
所在地 〒720-0201 広島県福山市鞆町鞆422
営業時間 午前9時~午後4時30分
定休日 火・水・木曜日
龍馬の隠れ部屋 入館料 大人 200円 小中高 100円
ロケーション 福山駅の南口5番のりばからトモテツバスを利用すると便利です。終点「鞆港」の一つ手前「鞆の浦」で下車するとバス停から桝屋清右衛門宅まで徒歩2分。バス停からは、バスの進行方向へ進み2つ目の路地を右折すると直ぐです。バスの所要時間は33分で、運賃は530円となります。
コメント あるお年寄りの回想がきっかけだったそうです。「龍馬が寝泊まりしとったのは秘密の屋根裏部屋と聞いたのう。物置の天井の上にあるという話じゃった・・・」そこで調査したところ、一カ所だけ本当に天井の板が外れた!屋根裏部屋へ通じる出入口の広さときたら、たったの縦1.2m、横30cm。しかも上り下りできる梯子を垂直に掛けていたと言います。「おいっ、今から降りるぞ、梯子梯子!」身長175cmくらいで体重80kgくらいと伝えられる坂本龍馬にとっては、さぞかし窮屈だったことでしょうね。たった4日間の滞在とはいえ、交渉へ行くたんびにそこを通ってたんじゃ、そりゃあ一仕事です。でも現代の見学者は楽ちんです!江戸時代の趣に合わせた、きれいで快適な階段がありますから(笑)
医王寺
天長3年(826年)弘法大師、空海によって開基されたと伝えられる、鞆の浦では2番目に古いお寺の医王寺。本尊の木造薬師如来立像は県指定重要文化財(非公開)に指定されています。後山の中腹にある医王寺からさらに上ると太子殿がり、鞆港や瀬戸内海などを見渡せる眺望は素晴らしいものがあります!
また、文政9年(1826年)オランダ商館長の江戸参府に随行した医師シーボルトもツツジや松の観察をするため、医王寺の小径を登ったそうです。
所在地 〒720-0202 広島県福山市鞆町後地1397
営業時間 24時間
定休日 年中無休
料金 無料
ロケーション 後山の中腹にある医王寺は鞆の浦の少し西側にあります。鞆港の常夜灯から医王寺までは徒歩15分ほどで行くことができます。医王寺から太子殿までは階段を登り、約15分ほどとなります。
コメント ある旅人が医王寺の太子殿について「坂道150m + 階段583 × 25分 = 絶景!」と言ってます。そこで行ってみました。医王寺の参道口から急な石畳の坂道を150m上って、境内からつづら折りの階段583段を25分かけて登ると、太子殿からの眺めは確かに絶景です!ある旅人の新説は、言い得て妙でした。それにしても絶景というのは、どうしてこうも坂や階段が多いのか!?まるで人間界の腐れ縁のように、自然界もその二つは切り離せないのかもしれませんね(笑)
神勝寺 禅と庭のミュージアム
神勝寺は昭和40年(1965年)神原秀夫氏によって開基されました。2016年には「見る。歩く。休む。瞑想する。ゆっくり禅を楽しんでもらいたい」という思いを込めて「神勝寺 禅と庭のミュージアム」がオープンしました。美しい賞心庭は「心」の字をかたどる心字池を中心にして、庭内には阿弥陀如来を祀る「持佛堂」や復元された千利休の茶室「一来亭」、臨済禅の修行道場「国際禅道場」などが点在しています。「荘厳堂」に展示されている白隠慧鶴の「達磨図」は必見です!また、座禅や写経など貴重な体験をすることもできます。
所在地 〒720-0401 広島県福山市沼隈町91
拝観時間 午前9時~午後5時
定休日 不定休
拝観料 大人1500円 大学生・高校生1000円 中学生・小学生500円
※各施設での飲食料金は含まれておりません、詳細は神勝寺の公式サイトでご確認ください。
ロケーション 神勝寺は福山駅から約12キロほどの距離となります。バスを利用する場合は、福山駅の南口6番のりばからトモテツバスを利用すると便利です。「千年橋」「阿伏兎」「常石」「内海農協」行に乗車して「天神山」で下車。所要時間は約30分で、運賃は530円となります。土日祝には直行便が出ており「神勝寺」で下車すると、神勝寺の総門前となります。
コメント 心と体を呼吸によって整えると、濁っていた心が澄んでいくという坐禅。かたよらず、こだわらず、とらわれず、「無の心」になる。いやいや、実際にやってみるとこれがどうして、また難しい。背筋を伸ばして胡坐をかき、手を組んで、あとは半眼を1mほど先に落として準備完了。ピーンと張り詰めた空気の中を僧侶が見て回ります。それも滑るような足さばきで、抜き足差し足忍び足。足音は全くしません。こちらはまるで、しごかれてる新兵の気分。あ、来た来た、鬼軍曹が来た!良かった、何事もなく通り過ぎてくれて。あ、戻ってきた。おっと、今度は通り過ぎずに止まったぞっ、なんとっフェイントか!もしかして瞼がピクッと反応したのに気づかれたかな???無心になってるか、試されてんのかな?しかも、なかなか進まないじゃないか、焦らし作戦か!?お願いだから早く行ってくださいよ、緊張するな、もう。しかし15分とはなんと長いことか、そろそろ腰が疲れてきたな。いかんいかん、心の中は雑念だらけや。そんな時でした、あの「警策」という棒を腰に当てられたのは!「姿勢が崩れておるぞ」という注意でした。あー、ここか合掌してお願いするのは。居眠りや集中力が切れたときに一方的に肩を打たれるものと思ってました。ところが罰ではなく、励ましの意味もあるそうです。それゆえ、こちらから「今、睡魔に誘われてすいませんでした、どうぞ活を入れてください・・・」と合掌。受け身の姿勢に構えて「パシン、パシーーン!パシン、パシーーン!」両肩にそれぞれ2回ずつ、警策で打っていただきました!そして感謝の意を込めて再び合掌。それにしても痛かった。でも、それも最初だけ。直ぐに痛みはスーッと引いていきました。静寂に包まれた禅堂に響いた、警策の快音。快速球がキャッチャーミットに吸い込まれた時の、あの「パシーーン!」という気持ちのいい快音のようでした。もしかしたら警策で打たれたくて坐禅の体験に参加したのかもしれません。もし、無の心になるのが難しいと聞いたら?一休さんは慰めてくれるでしょう、修行の道のりは長いからね「慌てない慌てない。一休み一休み」と・・・(笑)
五色岩
日本では唯一といわれる「五色岩」は、仙人も酔ってしまうほど美しいという仙酔島にあります。インドの聖典「ヴェーダ」によると、青(緑)、赤、黄、白、黒(紫)からなる五色岩に巡り合えた人は、永遠なる幸福の扉を開くだろうと記されているそうです。 その扉を求めて、天地の「氣」が集まるという「ハレの地」へ多くの人が訪れています。
所在地 〒720-0202 広島県福山市鞆町仙酔島
営業時間 24時間
定休日 年中無休
見学料金 無料
ロケーション 五色岩のある仙酔島への交通手段は、鞆の浦にある福山市営渡船場から出航する「平成いろは丸」のみとなっています。所要時間は5分ほどで、料金は往復大人240円・小人120円。仙酔島には自転車も含めて車両の乗り入れができず、バスやタクシーもないので注意が必要です。仙酔島の乗船場からは海岸沿いの遊歩道を利用して、五色岩まで徒歩10分ほどとなります。
コメント 日本には仙酔島にしかないというので神秘の「五色岩」を見に行ってきました。遊歩道を歩いてると先ずは大地の激動や仙酔層、3種類の層が接した地層を見るとができ、ついに巡り合いました、五色岩に!ところが判別できる色ときたら、焦げ茶や肌色っぽいのぐらいで「これは黒といえば黒かな?これは、もしかしたら青?赤はどれよ?んーーー、黄色は???」駄目だ、こりゃ明かんわ、どないしても五色もあるようには見えへん。どうやら永遠なる幸福の扉を開くことは、永遠になさそうです(笑)
江戸風呂
温泉宿の「人生感が変わる宿ここから」にある江戸風呂は、洞窟蒸し風呂を中心として、江戸時代のお風呂が再現されています。朝の3時から松の薪を焚いて余熱で入る、よもぎ、びわの葉、海藻などを入れた3種類の天然サウナや、海水より濃度の濃い胎内風呂、薬湯露天風呂などをゆっくり愉しめるという仙酔島の秘湯です。江戸風呂は9つの工程で構成され、お風呂の効果を体感するためには少なくとも90分は必要とされています。
所在地 〒720-0202 広島県市鞆町3371
営業時間 午前10時~午後4時30分受付終了
定休日 年中無休
料金 1870円(入浴料、短パン・ポロシャツ、フェイスタオル、バスタオルのレンタルを含む)
※中学生未満の入場・入浴は不可 詳細は江戸風呂の公式サイトでご確認ください。
ロケーション 江戸風呂のある「人生感が変わる宿ここから」は、仙酔島の乗船場から徒歩5分ほどで行くことができます。
コメント 人生感が変わる宿「ここから」の江戸風呂、大いに満喫させてもらいました!洞窟にある海藻蒸し風呂から始まり、母親の胎内風呂へ入浴。お風呂の名前も良いですね~。よもぎ蒸し風呂の後は「江戸風呂」最大の見せ場。その名も「世界一大きな露天風呂!」それもそのはず、水平線まで見渡せる瀬戸内海なのですから、参りました(笑)砂浜を歩くことで電磁波を放電し入浴した歳時記風呂。目の前に広がる瀬戸内海を眺めながらの、薬草入りの露天風呂でした。「こりゃえ~わ、極楽極楽・・・」その時、ふと銭湯のポスターを思い出しました。入浴の心得として「タコ入道様はまだ、いなさるか!?」美しい島に酔う仙人もいれば、江戸風呂で酔いそうになる凡人もいます。江戸風呂のタコ入道様はゆでダコになりそうでした(笑)そういえば江戸風呂には心に響くような言葉が飾ってあります、曰く「ひとりになることを恐れちゃいけない、たまにはポツンとしてみるのもいい。意地を張らず妥協するでもなく、恋や仕事の不安も他人の評価も関係なく、空になる時間も大切」また江戸風呂に入りたくなってきました!
三原の観光スポット
城下町として発展してきた三原の代表的な観光名所は三原城跡となります。
三原城の築城を祝うために始まったとされる「三原やっさ祭り」は毎年8月に開催され、三原を代表するお祭りとなっています。
三原の南にある須波は「瀬戸の鎌倉」と称され、須波稲荷神社やすなみ海浜公園、瀬戸内海の多島美を見渡すことができる筆影山展望台などがあります。
三原城跡
毛利元就の三男、小早川隆景によって永禄10年(1567年)に築城されたといわれる三原城。現在は天主台や舟入櫓の一部しか残っていませんが、本丸、二之丸、三之丸があり、櫓が32、城門が14もあり、天守台には広島城の天守閣が6つも入るという規模を誇っていました。「浮城」とも呼ばれる三原城は満潮の時、まるで海に浮かんでるように見えたそうです。1957年には国の史跡に指定され、2017年には続日本100名城に選定されています。
所在地 〒723-0014 広島県三原市城町1
営業時間 午前6時30分~午後10時
定休日 年中無休
料金 無料
ロケーション 三原城跡はJR三原駅の隣にあり、徒歩で1分となります。改札口のある1階コンコースから北口を出ると、天守台へ続く階段があります。
コメント 探せば他にもあるのかもしれませんが、それにしても三原城跡は凄いですね。なんとまあ天守台を新幹線が通ってるんですから、びっくりです!石垣と駅が合体してるじゃないですか(笑)