首都圏などから東海道・山陽新幹線で来る場合、福山で在来線に乗り換えて三原、尾道方面に向かうのが一般的です。福山から尾道まではおよそ20分、尾道から三原までは15分ほどとなります。新幹線で新尾道に着いた場合、市内の中心までバスへの乗り換えとなるので、福山で在来線に乗り換えるほうが便利だと思います。
関西、九州方面からであれば、福山に停車する山陽・九州新幹線のみずほが使えます。
福山駅への到着
新幹線
首都圏などから福山に来る場合、東海道・山陽新幹線の利用となります。
東京から福山まで「のぞみ」を利用すると、3時間30分ほどとなります。
新幹線の到着ホームは3階となり、在来線への乗り換えは一つ下の2階となります。
電車
福山から尾道へは山陽本線で約20分ほどで運賃は420円、尾道から三原までは約10分ほどで運賃は240円となります。また、福山から三原への場合は約30分ほどで運賃は590円となります。
飛行機
飛行機の場合、三原市に広島空港があります。
広島空港には、東京(羽田空港、成田空港)、札幌(新千歳空港)、仙台(仙台空港)、沖縄(那覇空港)の便が乗り入れています。
広島空港から各市内へは路線バスが運行しております。
三原駅までは840円で約40分、尾道駅までは大人(中学生以上)2000円・小学生1000円・未就学児無料で約50分ほどです。
福山駅までは乗り換えが必要となり、高坂BS乗り換えで1400円、約65分となっています。
尾道市内の移動
尾道には路線バスの他、因島への快速船や向島への渡舟などがあります。
尾道の路線バス
首都圏などから東海道・山陽新幹線で新尾道駅を利用した場合は在来線の尾道駅へ行くときに路線バスを利用すると便利です。また、スポーツ観戦でしまなみ球場へアクセスするにも便利な交通機関となります。
新尾道駅から尾道駅前までは約15分ほどで、料金は190円。詳細はおのみちバスの時刻表をご確認ください。
尾道の主要な観光スポットは徒歩20分圏内に点在していますので、路線バスを使うほどでもなく徒歩で十分だと思います。
尾道の渡舟
日本一短い船旅!ができるという尾道の渡舟。
「瀬戸内しまなみ海道」の玄関口となる向島へのアクセスは、頻繁に運行されている渡舟が便利です。渡舟には尾道駅前から富浜(料金100円)、土堂から小歌島(料金60円)、土堂から兼吉(料金100円)への3航路があり、所要時間はいずれも3~5分ほどです。渡舟によっては自転車や自動車を乗せることもできるので「瀬戸内しまなみ海道」へのサイクリングやドライブにもいいと思います。
詳細は尾道市港湾振興課の公式サイトでご確認ください。
尾道の快速船「シトラス」号
尾道から「瀬戸内しまなみ海道」の一つ、因島へは瀬戸内クルージングの快速船「シトラス」号を利用すると便利です。所要時間は約20分ほどで料金は片道650円。乗り場は尾道駅から徒歩3分ほどで、駅前にあるロータリーを越えた先の尾道ウォーターフロントビル内となります。
詳細は瀬戸内クルージングの公式サイトでご確認ください。
福山市内の移動
福山では路線バスの他に、エコタクシーや仙酔島を結ぶ渡船などもあります。
福山の路線バス
福山では「トモテツバス」を利用すると、鞆の浦や座禅の体験をできる神勝寺などへアクセスできます。福山駅南口の5番のりばから終点の「鞆港」までは約30分で、運賃は560円となります。終点の一つ手前、「鞆の浦」で下車すると目の前に鞆の浦観光情報センターがあります。鞆の浦の観光についてや、仙酔島へのアクセスについても情報を得ることができるので、鞆の浦での下車がお薦めです。鞆の浦観光情報センターから仙酔島へ渡る福山市営渡船場までは徒歩3分ほどの距離となります。
また、国宝明王院など日本遺産を巡るレトロな乗合ボンネットバスが運行されていることもあります。詳細はトモテツバスの公式サイトでご確認ください。
福山の渡船「平成いろは丸」
平成いろは丸は鞆の浦と仙酔島を結ぶ、唯一の交通機関となっています。運行時間は午前7時10分から午後9時30分までとなり、20分間隔で出港しております。福山市営渡船場~仙酔島の所要時間は5分ほどで、料金は往復大人240円・小人120円となっています。
平成いろは丸は幕末、坂本龍馬の乗っていた蒸気船「いろは丸」を再現したレトロな渡船で、船内には坂本龍馬の写真や、古い操舵輪、いろは丸の沈没地点を紹介したパネルなどが展示され、ちょっとした博物館となっています。
時刻表、料金などの詳細は福山市観光課の公式サイトでご確認ください。
福山のタクシー
福山の鞆の浦には「グリスロ潮待ちタクシー」という、電気自動車が走っています。初乗り料金は660円で運行時間帯は午前9時~午後6時となっています。最高時速は20キロ未満でCO2排出量が少なく、環境に配慮されたエコなタクシーです。普通車のタクシーでは入れないような細い路地にもOKという優れもので、歩き疲れたときや、お子様連れの家族には重宝なタクシーかもしれません。
お問い合わせ、予約などの詳細はアサヒタクシーの公式サイトでご確認ください。
三原市内の移動
三原はそれほど大きな町ではないので、中心部では徒歩で十分だと思います。
三原のバス
三原の観光スポットは中心部よりも、郊外のほうに点在していますので、例えば佛通寺や三景園、筆影山展望台などへアクセスするときにバスを利用するのが一般的となります。