2012年にデビューしここまで29戦26KO無敗のモンスターこと井上尚弥選手の次戦は日本人ボクサーとして初の2万人が収容できる新聖地「Tモバイル・アリーナ」のリングに上がります。
井上選手にとってラスベガスのリングは21年6月以来9戦ぶりで、5度目の海外での試合(スタブハブ・センター、エス・エス・イー・ハイドロ、MGMグランド・コンベンションセンター“ザ・バブル、ヴァージンホテル)となります。
ここではこれまでの29戦の戦績をデビューから辿ると共に試合会場にもスポットを当てここまでの功績を振り返ってみたいと思います。
まずは次戦(第30戦)ラスベガスで行われるTモバイル・アリーナについて
Tモバイルアリーナ(第30戦)
T-モバイル・アリーナ(T-Mobile Arena)はラスベガスのメインロードであるストリップ大通りに程近い、ニューヨーク・ニューヨークホテルに隣接する所に2016年オープン、最大2万人収容の多目的アリーナです。
日本のアリーナに例えると横浜アリーナを一回り大きくより豪華にした感じのイメージになります。
アイスホッケー(NHL)ベガス・ゴールデンナイツのホームゲーム、UFC、NBAカップ、コンサートなどが行われています。
ボクシングのビックマッチはかつてMGMグランド・ガーデン・アリーナでの開催が大半でしたが2016年よりT-モバイル・アリーナで行われるようになりカネロ・アルバレス、ゲンナジー・ゴロフキン、マニー・パッキャオなど多くの世界戦が定期的に行われています。
< 試合データ >
タイトル | WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦 |
日程 | 2025年5月4日(現地時間) |
対戦者 | ラモン・カルデナス(アメリカ) |
結果 |
後楽園ホール(デビュー戦~第3戦)
後楽園ホールは東京ドームシティ内の後楽園ホールビル5階にある多目的ホールです。
「格闘技の聖地」と呼ばれていてボクシングやプロレス、キックボクシングなどの格闘技の興行が1年中行われています。
特にボクシングは一年のうち全国で行われる試合の半分が後楽園ホールで行われていると言われています。
試合以外でもモハメド・アリやマイク・タイソンの公開スパーリングが行われています。
< 試合データ >
第40回 フェニックスバトル | |
日程 | 2012年10月2日 |
対戦者 | クリソン・オマヤオ (フィリピン) |
結果 | 〇 (4R・KO) |
第41回 フェニックスバトル | |
日程 | 2013年1月5日 |
対戦者 | ガオプラチャン・チューワッタナ (タイ) |
結果 | 〇 (1R・KO) |
第43回 フェニックスバトル | |
日程 | 2013年4月16日 |
対戦者 | 佐野 友樹(松田ジム) |
結果 | 〇 (10R・KO) |
スカイアリーナ座間(第4戦)
スカイアリーナ座間は、井上尚弥選手の出身地座間市にある体育館です。
デビュー4戦目で初の王者を賭けて日本ライトフライ級タイトルマッチがこの会場でで行われプロ4戦目にして日本王座獲得しました。
会場内にはその時の写真など飾られたが展示コーナーがあります。
< 試合データ >
日本ライトフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2013年8月25日 |
対戦者 | 田口 良一 (ワタナベジム) |
結果 | 〇 (判定)※ 日本王座獲得 |
両国国技館(第5戦)
両国国技館は、JR総武線「両国駅」から徒歩1分の立地にあり、近くを隅田川が流れる東京都墨田区に1985年に完成した日本相撲協会が所有する相撲興行専用施設です。
緑の銅版葺きの大屋根が印象的な外観で地上3階、地下3階の構造になっていて約1万人を収容します。
大相撲は年6場所あり両国国技館で開催されるのは、1月場所、5月場所、9月場所になります。
この施設は多目的アリーナとしても使用されプロレス、ボクシングなどの格闘技も開催されています。
また過去にはバレーボール、卓球Tリーグ、読売ジャイアンツファン感謝デーが開催されました。
スポーツ以外では国内外アーティストのライブ、クラッシックコンサート、24時間テレビのメイン会場にもなっています。
< 試合データ >
東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2013年12月6日 |
対戦者 | ヘルソン・マンシオ (フィリピン) |
結果 | 〇 (5R・TKO) ※ OPBF王座獲得 |
大田区総合体育館(第6戦)
大田区総合体育館は第一京浜(国道15号線)沿いにある多目的ホールです。
Bリーグ「アースフレンズ東京Z」、Wリーグ「東京羽田ヴィッキーズ」がホームアリーナにしています。
SVリーグ、Fリーグ、Tリーグ、プロレス、ボクシング興行、大相撲巡業なども行われています。
< 試合データ >
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2014年4月6日 |
対戦者 | アドリアン・エルナンデス (メキシコ) |
結果 | 〇 (6R・TKO) ※ WBC王座獲得 |
国立代々木第二体育館(第7戦)
国立代々木第二体育館は、代々木公園内にある体育館です。
同敷地には国立代々木第一体育館もあります。
バスケットボールの中心的な施設で観客席はすり鉢状になっていて、プロレス、総合格闘技、ボクシング、レスリング、バドミントン、卓球などが開催されています。
< 試合データ >
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2014年9月5日 |
対戦者 | サマートレック・ゴーキャットジム (タイ) |
結果 | 〇 (11R・TKO) ※ WBC王座防衛 |
東京体育館(第8戦)
東京体育館は、東京都の渋谷区にある1万人規模の観客を収容できる体育館で1964年の東京オリンピック会場として建設され体操、水球の会場となりました。
また東京オリンピック2020では卓球の会場として使用されています。
バスケットボール、バレーボール、卓球、プロレス、ボクシング、フィギュアスケートなどのスポーツイベントやコンサートなどが行われています。
< 試合データ >
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2014年12月30日 |
対戦者 | オマール・ナルバエス (アルゼンチン) |
結果 | 〇 (2R・KO) ※ WBO王座獲得 |
有明コロシアム(第9戦・第10戦)
有明コロシアムは、1987年お台場エリアにオープンした有明テニスの森公園のセンターコートで、2020年東京オリンピック・パラリンピックをはじめジャパンオープンテニス、東レパンパシフィック、デビスカップなどの国際大会や全日本選手権などが開催されています。
同会場は約1万人が収容可能なすり鉢状のスタンドで、屋根は天候に合わせて開閉式になります。
またテニス以外にもバスケットボールBリーグ、バレーボールSVリーグ、ボクシング、総合格闘技などのスポーツイベントが行われていて過去にはコンサートも行われています。
< 試合データ >
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2014年12月30日 |
対戦者 | ワルリト・パレナス (フィリピン) |
結果 | 〇 (2R・TKO) ※ WBO王座1度目の防衛 |
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2014年12月30日 |
対戦者 | ダビド・カルモナ (メキシコ) |
結果 | 〇 (判定) ※ WBO王座2度目の防衛 |
スカイアリーナ座間(第11戦)
スカイアリーナ座間は、井上尚弥選手の出身地座間市にある体育館です。
デビュー4戦目で初の王者獲得して以来の凱旋試合として行われました。
< 試合データ >
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2016年9月4日 |
対戦者 | ペッチバンボーン・ゴーキャットジム (タイ) |
結果 | 〇 (3R・KO) ※ WBO王座3度目の防衛 |
有明コロシアム(第12戦・第13戦)
有明コロシアムは、1987年お台場エリアにオープンした有明テニスの森公園のセンターコートで、2020年東京オリンピック・パラリンピックをはじめジャパンオープンテニス、東レパンパシフィック、デビスカップなどの国際大会や全日本選手権などが開催されています。
同会場は約1万人が収容可能なすり鉢状のスタンドで、屋根は天候に合わせて開閉式になります。
またテニス以外にもバスケットボールBリーグ、バレーボールSVリーグ、ボクシング、総合格闘技などのスポーツイベントが行われていて過去にはコンサートも行われています。
< 試合データ >
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2016年12月30日 |
対戦者 | 河野 公平 (ワタナベ) |
結果 | 〇 (6R・TKO) ※ WBO王座4度目の防衛 |
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2017年5月21日 |
対戦者 | リカルド・ロドリゲス (メキシコ) |
結果 | 〇 (3R・KO) ※ WBO王座5度目の防衛 |
スタブハブ・センター・テニスコート(第14戦)
< 試合データ >
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2017年9月9日 |
対戦者 | アントニオ・ニエベス (アメリカ) |
結果 | 〇 (6R・TKO) ※ WBO王座6度目の防衛 |
横浜文化体育館(第15戦)
< 試合データ >
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ | |
日程 | 2017年12月30日 |
対戦者 | ヨアン・ボワイヨ (フランス) |
結果 | 〇 (3R・TKO) ※ WBO王座7度目の防衛 |
大田区総合体育館(第16戦)
大田区総合体育館は第一京浜(国道15号線)沿いにある多目的ホールです。
Bリーグ「アースフレンズ東京Z」、Wリーグ「東京羽田ヴィッキーズ」がホームアリーナにしています。
SVリーグ、Fリーグ、Tリーグ、プロレス、ボクシング興行、大相撲巡業なども行われています。
< 試合データ >
WBA世界バンタム級タイトルマッチ | |
日程 | 2018年5月25日 |
対戦者 | ジェイミー・マクドネル (イギリス) |
結果 | 〇 (1R・TKO) ※ WBA王座獲得 |
横浜アリーナ(第17戦)
横浜アリーナは、神奈川県新横浜に1989年オープンした多目的ホールです。
メインアリーナは最大面積8,000㎡、最大収容人数17,000人を誇り2015年には年間稼働率87%(年間318日使用)を記録しています。
開催イベントジャンルでは国内外アーティストのライブが最も多く続いてスポーツイベントとなっています。
中でもここ数年はBリーグ・ファイナルゲームの開催が多く「決戦の地」として定着しつつあります。
過去に開催されたビックイベントには「東レパンパシフィックテニス」、「世界卓球」、「バレーボール女子世界選手権」などの球技やボクシング世界戦、総合格闘技、プロレス、フィギュアスケートなどが開催されています。
また横浜市の成人式会場にもなっていて開催日には2万人以上が参加が参加して記念式典が行われています。
< 試合データ >
WBSSバンタム級準々決勝 | |
日程 | 2018年10月7日 |
対戦者 | ファンカルロス・パヤノ (ドミニカ) |
結果 | 〇 (1R・KO) ※ WBA王座防衛 |
エス・エス・イー・ハイドロ(第18戦)
< 試合データ >
WBSSバンタム級準決勝 | |
日程 | 2019年5月19日 |
対戦者 | エマニュエル・ロドリゲス (プエルトリコ) |
結果 | 〇 (2R・TKO) ※ IBF奪取・WBA王座防衛 |
さいたまスーパーアリーナ(第19戦)
さいたまスーパーアリーナは、埼玉県さいたま市にある国内でも有数の巨大多目的アリーナです。
東京オリンピック2020のバスケットボール会場で日本代表戦や天皇杯なども行われています。
またフィギュアスケート国際大会、バレーボール、格闘技(ボクシング・総合・プロレス)などのスポーツイベントや国内外アーティストによるコンサート、展示会・イベントなども開催されています。
< 試合データ >
WBSSバンタム級決勝 | |
日程 | 2019年11月7日 |
対戦者 | ノニト・ドネア (フィリピン) |
結果 | 〇 (判定) ※ IBF王座防衛・WBA王座3度目の防衛 |
マンダレイ・ベイ・イベント・センター(開催中止)
MGMグランド・コンベンションセンター“ザ・バブル(第20戦)
< 試合データ >
WBA・IBF 世界バンタム級タイトルマッチ | |
日程 | 2020年11月1日 |
対戦者 | ジェイソン・マロニー (オーストラリア) |
結果 | 〇 (7R・TKO) ※ IBF王座防衛・WBA王座4度目の防衛 |
ヴァージンホテル(第21戦)
< 試合データ >
WBA・IBF 世界バンタム級タイトルマッチ | |
日程 | 2021年6月20日 |
対戦者 | マイケル・ダスマリナス (フィリピン) |
結果 | 〇 (3R・TKO) ※ IBF王座3度目の防衛・WBA王座5度目の防衛 |
両国国技館(第22戦)
両国国技館は、JR総武線「両国駅」から徒歩1分の立地にあり、近くを隅田川が流れる東京都墨田区に1985年に完成した日本相撲協会が所有する相撲興行専用施設です。
緑の銅版葺きの大屋根が印象的な外観で地上3階、地下3階の構造になっていて約1万人を収容します。
大相撲は年6場所あり両国国技館で開催されるのは、1月場所、5月場所、9月場所になります。
この施設は多目的アリーナとしても使用されプロレス、ボクシングなどの格闘技も開催されています。
また過去にはバレーボール、卓球Tリーグ、読売ジャイアンツファン感謝デーが開催されました。
スポーツ以外では国内外アーティストのライブ、クラッシックコンサート、24時間テレビのメイン会場にもなっています。
< 試合データ >
WBA・IBF 世界バンタム級タイトルマッチ | |
日程 | 2021年12月14日 |
対戦者 | アラン・ディパエン (タイ) |
結果 | 〇 (8R・TKO) ※ IBF王座4度目の防衛・WBA王座6度目の防衛 |
さいたまスーパーアリーナ(第23戦)
さいたまスーパーアリーナは、埼玉県さいたま市にある国内でも有数の巨大多目的アリーナです。
東京オリンピック2020のバスケットボール会場で日本代表戦や天皇杯なども行われています。
またフィギュアスケート国際大会、バレーボール、格闘技(ボクシング・総合・プロレス)などのスポーツイベントや国内外アーティストによるコンサート、展示会・イベントなども開催されています。
< 試合データ >
WBA・IBF・WBC世界バンタム級統一戦 | |
日程 | 2022年6月7日 |
対戦者 | ノニト・ドネア (フィリピン) |
結果 | 〇 (2R・TKO) ※ WBC王座奪取・IBF王座4度目の防衛・WBA王座6度目の防衛 |
有明アリーナ(第24~26戦)
有明アリーナは東京都江東区有明にある東京で最大クラスの観客収容能力があるアリーナです。
2020年東京オリンピック・パラリンピックのバレーボールと車いすバスケットボールの競技会場でした。
大会終了後施設は改装され2022年8月に国内初の公共施設等運営事業(コンセッション方式)によるスポーツ・文化拠点として再び開業されコンサート、バスケットボール、バレーボール、格闘技大会などが行われていまして、ボクシングでは世界戦が開催されています。
またプロバスケットボール・Bリーグの東京ユナイテッドBCが本拠地の1つとして主催試合を行っていて、2022年10月9日に行われた試合は9295人が入場しBリーグ3部ながら、国内クラブ1試合最多入場者数記録を更新しました。
< 試合データ >
世界バンタム級4団体統一戦 | |
日程 | 2022年12月13日 |
対戦者 | ポール・バトラー (イギリス) |
結果 | 〇 (2R・TKO) ※ 世界バンタム級4団体統一 |
WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ | |
日程 | 2023年7月25日 |
対戦者 | スティーブン・フルトン (アメリカ) |
結果 | 〇 (8R・TKO) ※ WBC・WBO世界スーパーバンタム級奪取 |
世界スーパーバンタム級4団体統一戦 | |
日程 | 2022年6月7日 |
対戦者 | ノニト・ドネア (フィリピン) |
結果 | 〇 (10R・KO) ※ 世界スーパーバンタム級4団体統一 |
東京ドーム(第27戦)
< 試合データ >
WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ | |
日程 | 2024年5月6日 |
対戦者 | ルイス・ネリ (メキシコ) |
結果 | 〇 (6R・TKO) ※ WBA王座防衛・WBC王座2度目の防衛・IBF王座防衛、WBO王座2度目の防衛 |
有明アリーナ(第28戦・第29戦)
有明アリーナは東京都江東区有明にある東京で最大クラスの観客収容能力があるアリーナです。
2020年東京オリンピック・パラリンピックのバレーボールと車いすバスケットボールの競技会場でした。
大会終了後施設は改装され2022年8月に国内初の公共施設等運営事業(コンセッション方式)によるスポーツ・文化拠点として再び開業されコンサート、バスケットボール、バレーボール、格闘技大会などが行われていまして、ボクシングでは世界戦が開催されています。
またプロバスケットボール・Bリーグの東京ユナイテッドBCが本拠地の1つとして主催試合を行っていて、2022年10月9日に行われた試合は9295人が入場しBリーグ3部ながら、国内クラブ1試合最多入場者数記録を更新しました。
< 試合データ >
WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ | |
日程 | 2024年9月3日 |
対戦者 | TJ・ドヘニー (アイルランド) |
結果 | 〇 (7R・TKO) ※ WBA王座2度目の防衛・WBC王座3度目の防衛・IBF王座2度目の防衛、WBO王座3度目の防衛 |
WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座防衛戦 | |
日程 | 2025年1月24日 |
対戦者 | キム・イェジュン (韓国) |
結果 | 〇 (4R・KO) ※ WBA王座3度目の防衛・WBC王座4度目の防衛・IBF王座3度目の防衛、WBO王座4度目の防衛 |