2024年プロ野球球場別ホームラン数

2024年レギュラーシーズンは両リーグ合わせて975本(セリーグ 472本・パリーグ 503本)のホームランが記録されました。
2023年レギュラーシーズンは両リーグ合わせて1250本(セリーグ:643本・パリーグ:607本)でしたので275本減少しました。

チーム別でみると10球団が前年を下回り、特に読売ジャイアンツは前年の半分と落ち込みが激しかったです。
また球場別でも東京ドームが前年の約半分(149本⇒79本)と落ち込みが激しかったです。

一方、ソフトバンクホークスと日本ハムファイターズ は前年より10本以上増え
特にエスコンフィールド北海道は2023シーズンの97本から40本増えています。
さらに札幌ドームで開催していた2022年シーズン(70本)と比較すると約2倍に増え2024年レギュラーシーズンで最もホームランが記録されて球場となりました。

各球場別の2024年レギュラーシーズン・ホームラン数は以下となります。

年度別ホームラン数比較

2024シーズン
セントラルリーグ
2023シーズン
セントラルリーグ
2022シーズン
セントラルリーグ
472本 643本 691本
2024シーズン
パシフィック・リーグ
2023シーズン
パシフィック・リーグ
2022シーズン
パシフィック・リーグ
503本 607本 613本
2024年セ・パ合計
975本( 前年比 -275本)
2023年セ・パ合計
1250本 (前年比 -54本)
2022年セ・パ合計
1304本 (前年比 -145本)

689

☞2024年セ・リーグ打撃成績記録

☞2024年パ・リーグ打撃成績記録

セントラルリーグ チーム別

  2024年
ホームラン数 (本)
2023年
ホームラン数 (本)
2022年
ホームラン数 (本)
前年比較 (本)
  巨人 81 164 163 -84
  阪神 67 84 84 -17
  横浜 101 105 117 -4
  広島 52 96 91 -44
  ヤクルト 103 123 174 -20
  中日 68 71 62 -3

パシフィックリーグ チーム別

  2024年
ホームラン数 (本)
2023年
ホームラン数 (本)
2022年
ホームラン数 (本)
前年比較 (本)
 ソフトバンク 114 104 108  +10
 日本ハム 111 100 100 +11
 ロッテ 75 100 97 -25
 楽天 72 104 101 -22
 オリックス 71 109 89 -38
 西武 60 90 118 -30
セ・リーグ(2024・ベスト5) パ・リーグ(2024・ベスト5)
1 村上宗隆 ヤクルト 33 1 山川穂高 ソフトバンク 34
2 岡本和真 巨人 27 2 レイエス 日本ハム 25
3 オースティン 横浜 25 3 ポランコ ロッテ 23
4 牧秀悟 横浜 23 4 ソト ロッテ 21
4 細川成也 中日 23 5 栗原陵矢 ソフトバンク 20

1位 エスコンフィールド北海道(2023年 6位)

エスコンフィールド北海道は2024年シーズン最もホームランを記録した球場で昨シーズンより40本増加しました。
主な要因はホームチーム(日本ハムファイターズ)が昨年より24本増えたことで
昨シーズンの6番目に多くホームランが出た球場から一気にトップになりました。
同球場でのホームラン・ベスト5は、1位 : レイエス(日本ハム)19本、2位 : 万波中正(日本ハム)10本、3位 : マルティネス(日本ハム)9本、4位 : 郡司裕也(日本ハム)8本、5位 : 清宮幸太郎(日本ハム)が5本でした。

エスコンフィールド北海道概要
グランド : レフト97m・左中間114m・センター121m・右中間110m・ライト99m・フェンス高さ : 2.8m

2024シーズン : 137本
2023シーズン : 97本
2022シーズン : 70本
※ 2022年は札幌ドームでの開催記録となります

【チーム別】
日本ハムファイターズ : 71本(47本)
楽天イーグルス : 16本(11本)
オリックスバファローズ : 12本(14本)
ソフトバンクホークス : 10本(8本)
ロッテマリーンズ : 8本(5本)
西武ライオンズ : 7本(9本)
読売ジャイアンツ : 5本
横浜ベイスターズ : 4本
中日ドラゴンズ : 4本
※(  )は2023シーズン

2位 神宮球場(2023年 1位) 

神宮球場は2023年シーズン最もホームランを記録した球場で今シーズンは37本減少しました。
主な要因はホームチーム(ヤクルトスワローズ)が昨年より23本減ったことが挙げられます。
同球場でのホームラン・ベスト5は、1位 : 村上宗隆(ヤクルト)17本、2位 : サンタナ(ヤクルト)12本、3位 : オスナ(ヤクルト)10本、3位 : 山田哲人(ヤクルト)10本、5位 : 佐藤輝明(阪神)5本、岡本和真(巨人)が5本でした。

 神宮球場概要
グランド 両翼97.5m・左中間112.3m・センター120m・右中間112.3m・
フェンス高さ : 3.3m

2024シーズン : 131本
2023シーズン : 168本
2022シーズン : 182本

【チーム別】
ヤクルトスワローズ : 63本(86本)
横浜ベイスターズ : 16本(27本)
読売ジャイアン : 14本(12本)
中日ドラゴンズ : 13本(13本)
阪神タイガース : 11本(15本)
広島カープ : 9本(10本)
ロッテマリーンズ : 3本
西武ライオンズ : 2本

3位 みずほPayPayドーム福岡(2023年 4位)

2015年にホームランテラス(ラッキーゾーン)は出来て右中間と左中間がそれぞれ6メートル短くなり(118m ⇒ 112m)、フェンスが1.6メートル低いなった事でホームランがでやすい球場になったみずほPayPayドーム福岡ですが今シーズンは9本減少しました。
ホームチーム(ソフトバンクホークス)は山川穂高選手の加入などもありチーム本塁打数は10本増え、PayPayドームでも4本増えていますがビジターチームが減少しました。
同球場でのホームラン・ベスト5は、1位 : 山川穂高(ソフトバンク)16本、2位 : 近藤健介(ソフトバンク)12本、3位 : 栗原陵矢(ソフトバンク)9本、4位 : 今宮健太(ソフトバンク)4本、5位 : ソト(ロッテ)、甲斐拓也(ソフトバンク)、正木智也(ソフトバンク)のが5本でした。

みずほPayPayドーム福岡概要
グランド 両翼100m・左中間110m・センター122m・右中間110m・フェンス高さ : 4.2m

2024シーズン : 103本
2023シーズン : 112本
2022シーズン : 155本

【チーム別】
ソフトバンクホークス : 59本(55本)
日本ハムファイターズ : 9本(18本)
楽天イーグルス : 9本(6本)
西武ライオンズ : 8本(4本)
ロッテマリーンズ : 7本(10本)
オリックスバファローズ : 4本(9本)
ヤクルトスワローズ : 4本
広島カープ : 2本
阪神タイガース : 1本

4位 横浜スタジアム(2023年 7位)

横浜スタジアムは両翼94m、センター118mで12球団本拠地でもっともコンパクトな球場になります。
2020年に3階席相当の両翼付近にウンング席が誕生し風向きが変わったとも言われていますが投手泣かせの球場のひとつになります。
同球場でのホームラン・ベスト5は、1位 : オースティン(横浜)12本、2位 : 宮﨑敏郎(横浜)8本、3位 : 牧秀悟(横浜)7本、4位 : 筒香嘉智(横浜)、梶原昂希(横浜)、岡本和真(巨人)が4本でした。

 横浜スタジアム概要
グランド 両翼94.2m・左中間111.4m・センター117.7m・右中間111.4m・フェンス高さ : 5.0~5.3m

2024シーズン : 89本
2023シーズン : 91本
2022シーズン : 114本

【チーム別】
横浜ベイスターズ : 50本(41本)
阪神タイガース : 8本(5本)
ヤクルトスワローズ : 8本(9本)
読売ジャイアン : 7本(14本)
広島カープ : 6本(8本)
中日ドラゴンズ : 1本(7本)
ソフトバンクホークス : 3本
楽天イーグルス : 2本
オリックスバファローズ : 1本
※(  )は2023シーズン

5位 ZOZOマリンスタジアム(2023年 3位)

東京湾沿いにあることから時には風速20mの強風が吹き荒れるZOZOマリンスタジアム
今シーズンのチームホームラン合計で25本減らし、本拠地でも25本、ZOZOマリンスタジアム合計で昨シーズより40本の減少となりました。
同球場でのホームラン・ベスト5は、1位 : ポランコ(ロッテ)14本、2位 : ソト(ロッテ)9本、3位 : 藤岡裕大(ロッテ)4本、4位 : 山川穂高(ソフトバンク)、清宮幸太郎(日本ハム)が3本でした。

ZOZOマリンスタジアム概要
グランド 両翼99.5m・左中間112.3m・センター122m・右中間112.3m・フェンス高さ : 3.3m

2024シーズン : 82本
2023シーズン : 122本
2022シーズン : 100本

【チーム別】
ロッテマリーンズ : 38本(63本)
ソフトバンクホークス : 10本(12本)
日本ハムファイターズ : 10本(5本)
楽天イーグルス : 7本(18本)
西武ライオンズ : 7本(8本)
オリックスバファローズ : 5本(8本)
横浜ベイスターズ : 3本
阪神タイガース : 2本
※(  )は2023シーズン

6位 東京ドーム(2023年 2位)

東京ドームは2024年シーズン最もホームラン数が減少した球場となり昨シーズンよりおおよそ半分(2023年149本⇒2024年78本)に減少しました。
主な要因はホームチーム(読売ジャイアンツ)が昨年の164本から81本と半分になってしまった事にあります。
昨シーズンとの比較では岡本和真選手が41本から27本、坂本勇人選手が22本から7本、丸佳浩選手が18本から14本、大城卓三選手が16本から3本、15本打っていた中田翔選手の中日ドラゴンズ移籍などが重なっての数字となりました。
同球場でのホームラン・ベスト5は、1位 : 岡本和真(巨人)11本、2位 : 丸佳浩(巨人)7本、3位 : 坂本勇人(巨人)、 ヘルナンデス(巨人)、村上宗隆(ヤクルト)が4本でした。

 東京ドーム概要
グランド 両翼100m・左中間110m・センター122m・右中間110m・フェンス高さ : 4.2m

2024シーズン : 78本
2023シーズン : 149本
2022シーズン : 155本

【チーム別】
読売ジャイアン : 37本(79本)
ヤクルトスワローズ : 10本(11本)
阪神タイガース : 7本(13本)
中日ドラゴンズ : 7本(4本)
広島カープ : 6本(13本)
横浜ベイスターズ : 5本(8本)
ソフトバンクホークス : 3本
ロッテマリーンズ : 1本
オリックスバファローズ : 1本
西武ライオンズ: 1本
※(  )は2023シーズン

7位 京セラドーム大阪(2023年 8位)

京セラドーム大阪も他球場同様、昨シーズンよりホームランが20本減少しました。
ホームチームのオリックスバファローズはほぼ同じぐらいのホームラン数でしたが昨シーズン7本を記録した楽天イーグルスは、今シーズン9試合行って0本でした。
同球場でのホームラン・ベスト5は、1位 : セデーニョ(オリックス)8本、2位 : 杉本裕太郎(オリックス)7本、3位 : 森友哉(オリックス)6本、4位 山川穂高(ソフトバンク)4本、5位 : 大山悠輔(阪神)が3本でした。

 京セラドーム概要
グランド 両翼100m・左中間116m・センター122m・右中間116m・フェンス高さ : 4.2m

2024シーズン : 64本
2023シーズン : 84本
2022シーズン : 90本

【チーム別】
オリックスバファローズ : 33本(34本)
ソフトバンクホークス : 7本(9本)
ロッテマリーンズ : 6本(3本)
日本ハムファイターズ : 2本(6本)
西武ライオンズ : 2本(5本)
楽天イーグルス : 0本(7本)
阪神タイガース : 9本
ヤクルトスワローズ : 2本
横浜ベイスターズ : 1本
読売ジャイアン : 1本
中日ドラゴンズ : 1本
※(  )は2023シーズン

8位 楽天モバイルパーク宮城(2023年 10位)

楽天モバイルパーク宮城も他球場同様、昨シーズンよりホームランが23本減少しました。
目立つところではホームチームの楽天イーグルスが15本、西武ライオンズが6本昨シーズンを下回っています。
同球場でのホームラン・ベスト5は、1位 : 浅村栄斗(楽天)7本、2位 : 小郷裕哉(楽天)5本、3位 : ポランコ(ロッテ)4本、4位 山川穂高(ソフトバンク)、清宮幸太郎(日本ハム)が3本でした。

楽天モバイルパークパーク宮城概要
グランド 両翼100.1m・左中間116m・センター122m・右中間116m・フェンス高さ : 2.0m

2024シーズン : 60本
2023シーズン : 83本
2022シーズン : 107本

【チーム別】
楽天イーグルス : 24本(39本)
ソフトバンクホークス : 8本(5本)
日本ハムファイターズ : 8本(5本)
オリックスバファローズ : 7本(11本)
ロッテマリーンズ : 6本(8本)
西武ライオンズ : 3本(9本)
読売ジャイアンツ: 3本
ヤクルトスワローズ : 1本
※(  )は2023シーズン

9位 ベルーナドーム(2023年 9位)

ベルーナドームも他球場同様、昨シーズンよりホームランが26本減少しました。
目立つところではホームチームの西武ライオンズが11本、オリックスバファローズが昨シーズンの13本から今シーズンわずか1本と大きく下回っています。
同球場でのホームラン・ベスト5は、1位 : 山川穂高(ソフトバンク)5本、2位 : 佐藤龍世(西武)、野村大樹(西武)が4本、4位 西川愛也(西武)、中村剛也(西武)が3本でした。

 ベルーナドーム概要
グランド 両翼100m・左中間116m・センター122m・右中間116m・フェンス高さ : 3.2m

2024シーズン : 58本
2023シーズン : 84本
2022シーズン : 91本

【チーム別】
西武ライオンズ : 29本(40本)
ソフトバンクホークス : 10本(7本)
楽天イーグルス : 6本(10本)
日本ハムファイターズ : 5本(6本)
ロッテマリーンズ : 4本(6本)
オリックスバファローズ : 1本(13本)
横浜ベイスターズ : 2本
広島カープ : 1本
※(  )は2023シーズン

10位 バンテリンドーム ナゴヤ(2023年 12位)

ホームランが出にくい印象の強いバンテリンドームナゴヤは昨シーズンとはぼ同じホームラン数でしたが今シーズンは10位となりました。
同球場でのホームラン・ベスト5は、1位 : 細川成也(中日)10本、2位 : 牧秀悟(横浜)、村上宗隆(ヤクルト)が4本、4位 : カリステ(中日)3本でした。

バンテリンドームナゴヤ概要
グランド 両翼100m・左中間116m・センター122m・右中間116m・フェンス高さ : 4.8m

2024シーズン : 53本
2023シーズン : 56本
2022シーズン : 65本

【チーム別】
中日ドラゴンズ : 28本(26本)
ヤクルトスワローズ : 9本(2本)
横浜ベイスターズ : 7本(2本)
読売ジャイアン : 3本(12本)
阪神タイガース : 2本(4本)
広島カープ : 2本(4本)
楽天イーグルス : 2本
※(  )は2023シーズン

11位 マツダスタジアム(2023年 5位)

マツダスタジアムは昨年の96本から52本へと半減してしまいました。
主な要因はホームチームの広島カープのホームラン数が52本から25本に、読売ジャイアンツも14本から4本になった事などが挙げられます。
同球場でのホームラン・ベスト5は、1位 : 坂倉将吾(広島)6本、2位 : 菊池涼介(広島)、牧秀悟(横浜)の5本、4位 : 末包昇大(広島)、 秋山翔吾(広島)、細川成也(中日)が4本でした。

 マツダスタジアム概要
グランド : レフト101m・左中間116m・センター122m・右中間116m・ライト100m・フェンス高さ : 3.5m

2024シーズン : 52本
2023シーズン : 100本
2022シーズン : 103本

【チーム別】
広島カープ : 25本(52本)
中日ドラゴンズ : 9本(8本)
横浜ベイスターズ : 8本(9本)
阪神タイガース : 5本(9本)
読売ジャイアン : 4本(14本)
ヤクルトスワローズ : 1本(3本)
※(  )は2023シーズン

12位 阪神甲子園球場(2023年 11位)

甲子園球場は2024年シーズン最もホームランが少なかった球場で昨シーズンより30本減少しました。
主な要因はホームチーム(阪神タイガース)を含むほとんどのチームが前年を下回りました。
ライトからレフト方向に吹く甲子園名物「浜風」の影響で、左打者の打球が押し戻されることもあるが約2試合に1本ペースにまでホームランが減少してしまいました。
同球場でのホームラン・ベスト4は、1位 : 森下翔太(阪神)8本、2位 : 大山悠輔(阪神)5本、3位 : 佐藤輝明(阪神)4本、4位 : 細川成也(中日)3本でした。

 甲子園球場概要
グランド : 両翼95m・左中間118m・センター118m・右中間118m・フェンス高さ : 2.6m

2024シーズン : 38本
2023シーズン : 68本
2022シーズン : 60本

【チーム別】
阪神タイガース : 22本(34本)
横浜ベイスターズ : 5本(10本)
ヤクルトスワローズ : 3本(3本)
中日ドラゴンズ : 3本(4本)
読売ジャイアン : 2本(9本)
広島カープ : 1本(2本)
日本ハムファイターズ : 1本
楽天イーグル : 1本
※(  )は2023シーズン

ほっともっとフィールド神戸

ほっともっとフィールド神戸概要
グランド : 両翼99.1m・左中間117m・センター122m・右中間117m・フェンス高さ : 2.45m

2024シーズン : 9本
2023シーズン : 13本
※ オリックス主催8試合開催

【チーム別】
オリックスバファローズ : 5本
楽天イーグルス : 4本

地方球場

2024シーズン : 21本
(22球場で28試合開催)
☞2024年プロ野球地方開催一覧

2023シーズン : 24本
(18球場で31試合開催)
☞2023年プロ野球地方開催一覧


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