2024年のプロ野球レギュラーシーズンが終了し、今シーズンの観客動員総数は2,668万1,715人となり、143試合制になって最多の2019年に記録した2,653万6,962人を上回り過去最多を更新しました。
特にパ・リーグは6球団すべてがホームゲームで昨シーズンより10万人以上増加しました。
チーム別では中日ドラゴンズ、横浜DeNAベイスターズ、東京ヤクルトスワローズ、福岡ソフトバンクホークス、北海道日本ハムファイターズ、オリックスバファローズ、千葉ロッテマリーンズの7チームでレギュラーシーズン143試合制になった2015年以降の最多観客動員数を記録しました。
阪神タイガースは全てのホームゲームでチケットが完売、北海道日本ハムファイターズも開業2年目のエスコンフィールドで昨シーズンを19万3161人上回る207万5,734人の観客動員を記録しました。
2024年と2023年のリーグ別1試合平均観客数の比較
2023シーズンセントラルリーグ | 2024シーズンセントラルリーグ |
1試合平均 : 32,913人 | 1試合平均 34,074人 |
2023シーズンパシフィック・リーグ | 2024シーズンパシフィック・リーグ (2024年8月31日まで) |
1試合平均 : 25,525人 | 1試合平均 : 28,121人 |
2024年と2023年の各チーム1試合平均観客数の比較
2024観客動員数 (1試合平均) |
2023観客動員数 (1試合平均) |
|
阪神タイガース | 300万9,693人 (41,801人) |
291万5,528人 (41,064人) |
読売ジャイアンツ | 282万5,761人 (39,247人) |
270万8,315人 (38,145人) |
ソフトバンクホークス | 272万6,058人 (37,862人) |
253万5,061人 (35,705人) |
中日ドラゴンズ | 233万9,541人 (32,951人) |
218万3,950人 (30,333人) |
横浜ベイスターズ | 235万8,312人 (32,754人) |
228万927人 (32,126人) |
オリックスバファローズ | 214万9,202人 (30,270 人) |
194万7,453人 (27,048人) |
広島カープ | 208万5,671人 (29,376人) |
205万4,852人 (28,540人) |
日本ハムファイターズ | 207万5,734人 (28,830人) |
188万2,573人 (26,515人) |
ヤクルトスワローズ | 199万8,846人 (28,153人) |
197万6,151人 (27,447人) |
ロッテマリーンズ | 191万5,246人 (26,975人) |
180万3,994人 (25,055人) |
楽天イーグル | 164万2,371人 (23,132人) |
135万8,512人 (18,868人) |
西武ライオンズ | 155万5,280人 (21,601人) |
142万2,853人 (20,040人) |
1位 阪神タイガース(2023年 1位)
今シーズンの阪神タイガース主催ゲームは全て完売し、2023年の291万5,528人を上回る300万9,693人を記録しました。
レギュラーシーズンが143試合制になった2015年以降のシーズン最多観客動員数は2019年シーズンの309万1,335人で2022年よりアルプススタンドの座席が拡張し収容人数が5,000人減りました。
そんな中、2024年8月1日阪神甲子園球場開場100周年の日に行われた阪神タイガースvs読売ジャイアンツ戦では47,181人もの観客数を記録しました。
これは7月30日から8月1日限定でアルプススタンドの座席がコンパクト仕様になり5,000席増えた事によります。
この3連戦以外では6月23日の中日ドラゴンズ戦での42,623人が最多観客数でした。
阪神甲子園球場(収容人数43,508人) : 62試合
京セラドーム大阪(収容人数36,627人) : 9試合
倉敷マスカットスタジアム(収容人数30,494人): 1試合
2024年シーズン総入場者数 :300万9,693人
1試合平均数 :41,801人
2位 読売ジャイアンツ(2023年 2位)
今シーズン4年ぶりのリーグ優勝を果たしたジャイアンツのシーズン観客動員数は2023年の270万8,315人を上回る282万5,761人を記録しました。
また最多観客数は本拠地最終戦の10月2日横浜ベイスターズ戦の42,238人でした。
レギュラーシーズンが143試合制になった2015年以降のシーズン最多観客動員数は2019年シーズンの302万7,682人で当時は立見席を含めて最大47,000人を収容していました。
東京ドーム (収容人数43,500人) : 67試合
ひたちなか市民球場(収容人数20,168人) : 1試合
アルペンスタジアム(収容人数30,003人) : 1試合
セーレンドリームスタジアム(収容人数22,000人) : 1試合
セキスイハイム松本スタジアム(収容人数25,000人) : 1試合
上毛新聞敷島球場(収容人数20,934人) : 1試合
2024年シーズン総入場者数:282万5,761人
1試合平均数 :39,247人
3位 福岡ソフトバンクホークス(2023年 3位)
今シーズン4年ぶりのリーグ優勝を果たしたソフトバンクホークスはレギュラーシーズンが143試合制になった2015年以降で最多だった2019年の265万6,182人を上回る272万6,058人の新記録を達成しました。
また最多観客数は40,142人でシーズン中に26試合で記録しています。
みずほPayPayドーム福岡 (収容人数40,122人) : 64試合
リブワーク藤崎台球場(収容人数24,000人) : 1試合
ひなたサンマリンスタジアム宮崎(収容人数30,000人) : 1試合
平和リース球場(収容人数21,000人) : 1試合
北九州市民球場(収容人数20,000人) : 2試合
京セラドーム大阪(収容人数36,627人) : 1試合
東京ドーム (収容人数43,500人) : 1試合
長崎ビッグNスタジアム(収容人数25,000人) : 1試合
2024年シーズン総入場者数:272万6,058人
1試合平均数 :37,862人
4位 中日ドラゴンズ(2023年 5位)
3年続けての最下位に沈んだドラゴンズですがレギュラーシーズンが143試合制になった2015年以降で最多だった2019年の228万5,333人を上回る233万9,541人の新記録を達成しました。
また最多観客数は6月29日横浜ベイスターズ戦の36,302人でした。
バンテリンドームナゴヤ (収容人数36,370人) : 69試合
豊橋市民球場(収容人数15,895人) : 1試合
長良川球場(収容人数22,030人) : 1試合
2024年シーズン総入場者数:233万9,541人
1試合平均数 :32,951人
5位 横浜DeNAベイスターズ(2023年 4位)
昨シーズンと同じ3位でシーズンを終えたベイスターズですがレギュラーシーズンが143試合制になった2015年以降で最多だった2023年の228万3,524人を上回る235万8,312人の新記録を達成しました。
また最多観客数は10月3日阪神タイガース戦の33,761人でした。
横浜スタジアム (収容人数34,046人) : 71試合
HARD OFF ECOスタジアム新潟(収容人数30,000人) : 1試合
2024年シーズン総入場者数:235万8,312人
1試合平均数 :32,754人
6位 オリックスバファローズ(2023年 8位)
リーグ4連覇のかかるバファローズですが最終順位は5位となりましたが、レギュラーシーズンが143試合制になった2015年以降で最多だった2023年の194万7,453人を上回る214万9,202人の新記録を達成しました。
また最多観客数は本拠地最終戦の9月24日西武ライオンズ戦の36,217人でした。
京セラドーム大阪(収容人数36,627人) : 61試合
ほっともっとフィールド神戸(収容人数35,000人) : 8試合
沖縄セルラースタジアム那覇(収容人数20,000人) : 2試合
2024年シーズン総入場者数:214万9,202人
1試合平均数 :30,270人
7位 広島東洋カープ(2023年 6位)
9月に入るまでリーグ首位だった広島カープの最終順位は4位となりましたが、シーズン観客動員数は2023年の194万7,453人を上回る214万9,202人人を記録しました。
また最多観客数は本拠地最終戦の9月24日西武ライオンズ戦の36,217人でした。
レギュラーシーズンが143試合制になった2015年以降で最多だったのはリーグ3連覇を達成した2018年シーズンで223万2,100人でした。
マツダスタジアム (収容人数33,000人) : 71試合
2024年シーズン総入場者数:208万5,671人
1試合平均数 :29,376人
8位 北海道日本ハムファイターズ(2023年 9位)
2年連続最下位から今シーズン2位へと躍進した日本ハムファイターズは、エスコンフィールド初年度の188万2,573人を大きく上回る207万5,734人を記録しシーズン最多観客動員数記録を更新しました。
また最多観客数は本拠地最終戦の9月29日ソフトバンクホークス戦の37,527人でした。
エスコンフィールド北海道(収容人数35,000人) : 72試合
2024年シーズン総入場者数:207万5,734人
1試合平均数 :28,830人
9位 東京ヤクルトスワローズ(2023年 7位)
昨年と同じ5位に沈んだスワローズですがレギュラーシーズンが143試合制になった2015年以降で最多だった2023年の197万6,151人を上回る200万人にあとわずかの199万8,846人の新記録を達成しました。
また最多観客数は29,504人でシーズン中に11試合で記録しています。
神宮球場 (収容人数30,969人) : 68試合
平和リース球場 (収容人数21,656人) : 1試合
坊っちゃんスタジアム(収容人数30,000人) : 2試合
2024年シーズン総入場者数:199万8,846人
1試合平均数 :28,153人
10位 千葉ロッテマリーンズ(2023年 10位)
シーズン終盤までAクラス争いをし3位となったロッテマリーンズはレギュラーシーズンが143試合制になった2015年以降で最多だった2023年の180万3,994人を上回る191万5,246人の新記録を達成しました。
また最多観客数は6月2日阪神タイガース戦の29,621人でした。
ZOZOマリンスタジアム(収容人数29,635人) : 71試合
2024年シーズン総入場者数:191万5,246人
1試合平均数 :26,975人
11位 東北楽天ゴールデンイーグルス(2023年 12位)
シーズン終盤までAクラス争いをし4位となった楽天イーグルはシーズン観客動員数は2023年の135万8,512人を上回る164万2,371人を記録しました。
また最多観客数は6月15日広島カープ戦の26,153人でした。
143試合制になった2015年以降で最多だったのは2019年シーズンで182万1,785人でした。
楽天モバイルパークパーク宮城(収容人数31,272人) : 66試合
こまちスタジアム(収容人数25,000人) : 1試合
きらやかスタジアム(収容人数12,272人) : 1試合
県営あづま球場(収容人数30,000人) : 1試合
はるか夢球場 (収容人数15,050人) : 1試合
東京ドーム (収容人数43,500人) : 1試合
2024年シーズン総入場者数:164万2,371人
1試合平均数 :23,132人
12位 埼玉西武ライオンズ(2023年 11位)
チーム発足の1979年以来3度目のリーグ最下位に沈んでしまった西武ライオンですが観客動員数は2023年の142万2,853人を上回る155万5,280人を記録しています。
また最多観客数は6月1日読売ジャイアンツ戦の27,621人でした。
143試合制になった2015年以降で最多だったのは2019年シーズンで182万1,519人でした。
ベルーナドーム(収容人数31,552人) : 68試合
埼玉県営大宮公園野球場(収容人数20,500人) : 2試合
上毛新聞敷島球場(収容人数20,934人) : 1試合
2024年シーズン総入場者数:155万5,280人
1試合平均数 :21,601人